月曜日の朝は、いつもより静かに感じる。

オフィスの照明がまぶしくて、

パソコンの電源を入れる手が、少し重たい。


週末でリセットしたはずの心が、

まだどこか、日曜日の午後を引きずっている。


デスクの隅の観葉植物に目をやる。

小さな葉に水をそっと注ぐと、

葉が光を受けてほんのり透け、

水が落ちる音に心が少し落ち着く。

手のひらから伝わる冷たさが、静かな朝の呼吸みたいで、月曜日のペースがゆっくり整っていくのを感じる。


そして、コーヒーを一口。

湯気に少し気持ちを落ち着けながら、

今日一日を少しずつ受け入れる。


隣の席の同僚と、軽く目が合う。

「月曜日の朝は、また一週間始まっちゃったって思うとしんどいよね」

との小さな声に、思わず「うん、わかる」と返す。


ここまでが月曜日朝のルーティン。


ようやく“月曜日の朝”が始まった感じがして、

週末の自分から、少しずつ仕事の自分に戻っていく。


月曜日って、

“がんばる”より“戻る”に近い気がする。

焦らなくていい。

ちゃんとここにいるだけで、

もう一歩、前に進んでる。


――あなたの月曜日にも、

ぬくもりの時間がありますように☕️