今年の初詣で、ふと浮かんだことを書いてみた。
今日、初詣に行った。
混んでいるのはわかっていたから、
少し時間をずらして出かけたけれど、
それでも境内には人が多かった。
並びながら、
みんな何を願っているんだろう、と思う。
健康。
家族。
仕事。
お金。
たぶん、どれも。
私も昔は、
「こうなりますように」と
はっきりした言葉でお願いしていた。
でも今年は、
言葉がなかなか出てこなかった。
頭の中にあったのは、
願いごとというより、
還暦を過ぎて、
頑張り方じゃなく、
時間の組み立て方を考えたくなった、ということ。
消費するように過ごすのではなく、
今あるものに手をかける時間を選びたい。
コーヒーは、
仕事のついでに飲むものじゃなくて、
丁寧に淹れて、味わうための時間を作る。
着たい服は、
新しく買う前に、
持っている服をリメイクする。
YouTubeを参考にしながら、
手間はかけすぎず、
ちゃんと美味しいご飯を作る。
大きな目標でも、
立派な決意でもない。
ただ、
これからの毎日を
どう過ごしたいか、ということだった。
そういえば、去年の初詣は、
もっと必死だった気がする。
何を変えたいのか、
何が足りないのか,
ちゃんと言葉にしなきゃ、と思っていた。
前に進まなきゃ、
何かを決めなきゃ、
置いていかれないように。
でも今年は、
「どうなりたいか」よりも、
「どう過ごしたいか」が浮かんできた。
遠くを見る代わりに、
足元を見るような感じ。
それが、
去年とのいちばんの違い。
お賽銭を入れて、手を合わせて、
深く一礼して。
お願いしたのかどうかも、
正直よくわからない。
ただ、
帰り道は少しだけ足取りが軽かった。
それで十分なのかもしれない。
今年も、
静かに始まった。