17日には子宮口を開くための器具の数を増やしていきました

その日は痛くて痛くて、痛み止めを貰いました

 

妊娠している時は、赤ちゃんに害がないように

吐き気度めも飲まないように耐えていたのに

今は薬飲んでいいんだ、、、こんなどうしようもないお母さんでごめんね

 

そして18日朝の5時過ぎからは子宮口を開くために

水風船を入れ、1時間おきに陣痛の誘発剤を飲みました

 

分娩室に向く途中に新生児室があり

そこを通らないと行けなく

何とも言えない感情でした

 

希望に満ち溢れた新生児室に対して

世の中は残酷だな、、、

 

そして1日に飲める錠数を飲んでも変化がなく

今度は点滴に切り替えました

 

私はあまり相性が良くなく

気持ち悪くて嘔吐してしまいました

 

 

午後から少しずつ陣痛らしきものが始まりました

 

夫の実家がカトリックという事もあり

病院の近くの修道院のシスターがお祈りをしに夜、

病室まで来てくださいました

 

 

私は赤ちゃんとのお別れと出産への不安で精一杯でした

 

陣痛への心の準備が出来てなく

出産への恐怖心でも一杯一杯でした

 

そして夜中から本格的な陣痛の波が始まり

間隔が5分もない、強い痛みが続き我慢出来ずに

夜中の4時過ぎに分娩室に夫と移動しました

 

 

そこから間隔は2、3分で激しい痛みが続きました

 

お昼の12時ごろになっても子宮口が全然開かず

中に入れている水風船が抜けず

ひたすら痛みと戦いました

 

 

そして夕方16時30分ごろに破水し

本格的な出産の準備が始まりました

 

赤ちゃんに会える喜びより

赤ちゃんを元気に産んであげれなかった後悔と

申し訳なさで心が一杯でした


また未熟児で生まれてくる赤ちゃんを

私自身怖くて受け入れる自信がなく不安と

悲しさ、今まで感じたことのない感情で

始終葛藤してました


助産師さんが赤ちゃんの頭、

肩、手、足が出てきてるよって

声かけてもらう中で悲しみが増し


出産の痛みより心の苦しさ悲しみで

心が押しつぶされそうでした


そして赤ちゃんを胸の上に置いてくださった時

そして、おくるみに包んで左腕の中に抱かせて

もらった時、その景色は一緒忘れられません


正直、赤ちゃんを直視出来ずにいたので

今となれば、もっと赤ちゃんをしっかり

見てあげて、しっかり抱きしめてあげたかった


ただただ後悔です


ただこんなに愛おしく可愛いくて

仕方がないって心の底から感じました



普通だったら

この痛みの先に赤ちゃんとの幸せで

痛みが和らぐと思うのですが


私は心と体の両方の痛みで

分娩室、また病室に帰った後も

始終涙が止まらず、こんなに悲しい日は

過去にもこれからもないと思います


翌日からは葬儀社の方と

家族とお通夜、葬儀、火葬の準備で

こんなに愛おしい我が子との時間に

もおすぐ終わりが来るという事に

辛くて辛くて


まだ赤ちゃんに何もしてあげれてない


ずっと泣いてるお母さんしか

見せれてない、、、


夫と何度も笑顔で見送れるように

頑張ろうって話したのに

赤ちゃんの事を想うと

感情が溢れ出して苦しかった



お通夜、葬式はあっという間に終わり

火葬場へ向かう道中、

ただただ無心でした


女の子だったので

ずっと一緒に行ける日を楽しみにしてた

ディズニーの曲を車内で流しました


火葬場で最後のお別れをして

ボタンを押す時、

押そうとする夫の手を振り払い

身体全身で拒否続けてしまいました



自分の我が子を熱い火の中で

燃やしてしまうなんて

母親に出来るわけないです


辛くても、赤ちゃんの形そのままを

ずっとそばに残しておきたい


本当に辛くてきつくて

心が張り裂けそうでした


ボタンを押したと同時に

過呼吸になり、声にならない感情を

ずっと叫び続けて車椅子に乗せられました



もお会えないという感情で

深海の底に沈められているような

息苦しさから抜け出せません


まだ夢のようで

お腹の中でポコポコと動いてるような

不思議な気持ちになります



今はただ泣く事しかできません


時間が解決すると周りから言われますが

そうは思いません



お母さんは

あなたに会いたくて会いたくて

仕方ありません


もう一度、分娩室の時間に戻って

しっかり受け止めてあげたかった



あなたとの思い出を残したくて

ブログに残してるけど



本当に会いたくて会いたくて

色んなところに一緒にいきたかった


笑う顔、泣く顔、

いろんなあなたを見たかった


泣いて泣いてママを困らせて欲しかった


心の底から本当にあなたを

愛しているからね


ママを選んでお腹の中に来てくれて

本当にありがとう


短い間だったけど、

いろんな感情、思い出を

本当にありがとう