うちはしがない中小企業をしています。
“しがない”なんていう言い方をすると、会社を立ち上げた義母と今は亡き義父に大変失礼かもしれないけど。
社長をしているうちの夫は、とても不器用な人です。妻の私から見ても“人の気持ちを予め察知する”という面では
社長としては致命的なほどに疎い人です。
でも、思いやりがあり、夫の行動基準は「人のためになるかどうか」なのです。それを軸に、夫は動いています。
長年関わってきてくださった方はそこを理解してくださっています。
だから、私生活で色々あって精神的に落ち込んで体調を崩した社員さんには、病院に連れて行ったり
ニット帽子をプレゼントしたり、加湿器をプレゼントしたりしています。
腰の悪い社員さん3名には、腰痛の人用のマットレスを買い与えてあげていました。私は割と冷淡なのでそれを見ては
「高すぎる~><」と思ったものです。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
私たちは、昨年の3月半ばに夫と縁のある専門学校に求人を出し、そこから1名、36歳の男性を採用しました。
彼の面接時、私は事務所で仕事をしていました。
社長と面接をしている場面をずっと聞いていたのです。
彼の印象は、
言葉巧みであるということ
若いからパワフルだな
というものでした。
しかし・・・
半年、7か月と仕事をしていく中で、
彼は多くの不平や不満を口にするようになりました。
うちとしては、出すものは出している。
出し過ぎなんじゃないかと思うほどです。
彼の主張はこうです。
「仕事が単調で嫌だ。もっと難しい違う現場でやってみたい」
「有給休暇がない」
これは社員と雇用側の認識の差でしょうか。
今日、労働局に行き、少し相談をしようかと思っているのですが。
こちらの主張(現実)として
彼は今までも誰よりも多く仕事を休んでいる。
仕事で結果を出していない。
実力がない、知識がない。
継続力がない。
発想の転換が出来ない。
以上の事実がある中で人一倍の不平や不満を言う。
今彼がしてくれている仕事は単調かもしれません。
でも、そんな単調な仕事の中でもミスが目立ちます。
だから現場監督なんか任せられないのです。
いや、現場監督が出来る資格をまず持ってない。
何度私やパートさんが立ち回り、大事にせずに流してきたことか。(彼はそのことを知らない)
今このご時世
「ブラック企業」というワードは万人の知るところとなっています。
でもどうなんでしょう。
お給料が少ないと言い放てるほどの仕事をしているのか?
それほど会社に貢献できているのか?
という根本的な疑問を彼は抱かないのだろうか。
私なら恥ずかしくて到底言えないです。
言ってもせいぜい信頼できる友人に愚痴る程度でしょう。
いつも夫が必要悪になり
いつも夫が悪者になる。
納得できません。
でも夫は、嫌われることも、悪になることも、全く傷ついてなんかいません。
彼の履歴書はもう10数社以上、入退社を繰り返しているという現実が記入されています。
色々な会社に勤めたから全てを知った気になって、文句を言う。
退職されるまで、私は余計なことを口に出さずに淡々と事務処理をしていくだけ。
他の社員さんのモチベーションが下がらないようにしたいです。
とある友人が言いました。
「辞めるって?良かったじゃん!雇用ラッキーだよ!」
と。
そう。
最近はパワハラなどを逆手に、社長を脅しにかかる社員がいるという現実を、
悲しいかな私はこの目で見てしまいました。
一見たいしたことのない仕事でも、
思い切って全力を注ぐことだ。
仕事を一つ征服するごとに実力が増していく。
小さい仕事を立派に果たせるようになれば、
大きい仕事の方はひとりでに片がつく。(デールカーネギー)
