パソコンを使って英会話を習っている。
勉強してるついでにやってみることにして早1年と少し。
ネットでだから安くていいんだ。
たまにフィリピン人の先生だったりすると、大丈夫かいな?
と思ったりもしたが、問題なし。
淡々と進めてくださった。
そこで私もほんの米粒3粒程度の自信がついて(1年やってたったそれだけなのか><)
千葉の友の友(出身がUKのど田舎だそうだ)が短期間 広島にいるというから、会いに行ってみた。
臆病な私がよくぞこんなことまでしたもんだと思う。
そこでも友の行き届いた配慮に感動したわけだが、今はその話はおいておいて・・・。
広島でも ど田舎にある場所で
ご家族はゆっくりと生活をしていらっしゃった。
採れたての野菜を無償でくれた。
見栄を張らず、真っ直ぐでそれでいて諂わない。
そして温かい人達。
もうどこも既に光通信になっているこの時代に、まだモデム接続というほどの僻地。
回線の遅さを呪いながら、スマホで仕事のメールをイライラしながらチェックする私をよそに
彼らは黙々と晴耕雨読の日々を静かに送っていて、そこではゆっくりと時間が流れていた。
野菜を届けてくれたついでに市内にある私の家にお茶に誘うと、「長靴が泥だらけだから」と言う。
「そんなものは構わないから!アキコ(紹介してくれた友)に教わってパイを焼いたんだから!」と言うと、その夫婦は、あろうことか靴を脱いで車に入ってきた。
そして我が家へ来てもらうことに成功した。
ティーカップは量産のマグカップがお気に入り。
なみなみと、安いトワイニングの茶葉を使った、アールグレイのミルクティーが定番。
ロイヤルウースターなんかご存知も無い。何一つ気取る必要がない暮らし。
日本での茶会にはない空気感。
庭いじりをしていると、そこのご夫婦の10才になる息子君が手伝ってくれた。
恐らく西部訛りが強すぎて、何を言っているのか殆ど判らないのだが、
額に汗して作業をしながら、一生懸命 庭木の説明をしてくれた。
折角だから、と、庭仕事のバイト代を渡そうとすると、頑として固辞する。
これがロンドンの子供だったら、たかが20ポンド(3,000円)では足りないと目くばせするのだろうなぁ。
代わりにパンケーキを焼いてあげると、とても喜んでくれた。
二週間後、その男の子が我が家の近くまで再び遊びに来てくれていた。
自転車を車に乗せて来てくれたようで、私が車で帰ると自転車で追いかけてきてくれた。
「先に戻るよー^^」と言うと、「OK!後でね!!」と言いながら追いかけてくる。
家の前に車を停めて待っていると、姿が見えたと思ったらカーブの砂利道で
思い切り転んでしまった彼。
驚いた私は、彼の傍に駆け寄ると 彼の半ズボンの足には多量の砂利が食い込み、
大きく磨り切れている。
泣き出す彼を励ましながら、ちょっと太った彼を背負って 傍に居た両親の元へ走った。
数時間後、足に包帯を巻いた男の子は、白い薔薇の鉢植えを持って来た。
カードに「BIG THANK YOU」と書いてあった。
彼がどうしても私に贈りたいと、花屋に寄ってくれたんだという。
10歳の少年の、生まれて初めて花を贈る相手 という栄誉に、私が浴することになった。
当たり前の事をしただけなのに、こんな素敵な感謝をされるとは。
色々と気づかされる出来事だった。
(出来事は去年の話)