母と二人暮らしをしている父。
気ままで自由人な父。真っ直ぐな父。
私も激しい気性をこの父から受け継いでいるところもあり、若いころはそれなりに苦労をしたし周囲にも迷惑をかけた。
こと父と正面からぶつかると「正論」という大上段から完膚なきまでに打ちのめされたことは数知れない。
おちゃらけた父ではあるが、父の思想にはいつも「正義と法と道理」が常に備わっていた。
むしろそれ以外のものは、ない。
だがそれが通用するのは同じ価値観を共有する人間だけであるのを、私は社会に
出てから思い知ることになる。
思考錯誤の末に話が通じない人間を相手にするとき、理解と協力を仰ぐ方法を編み出した。
結果、尊大である必要はなくなった。相手が子供であっても。
その協力を仰ぐにも、途方もない忍耐力は必要になる。
道理で考えれば解りそうな物を解ろうとしない人間に、誠実に伝え続ける必要があるからだ。
つい数分前、夫から電話。「今日昼飯一緒に食いに行こうか?❤」
この人は私の手の及ばないところにいるなと思う。まったくもう・・・