【A】 ひろみさんの作文
なおこさんのことがきらいになりました。それは、私が大事にしていた本を貸してあげたのに、その本を勝手に別の人に貸していたのです。私は、裏切られたような気持ちになりました。私にことわりもなく、私の本を貸すなんて信じられません。
なおこさんにそのことを言ったら、なおこさんは言い訳をするだけであやまろうとしません。もう私はなおこさんの顔も見たくありません。
【B】なおこさんの作文
ひろみさんは、かんちがいして怒ってしまいました。私がひろみさんから貸してもらった本をゆみさんに見せたら「その本、前から読みたいと思っていたの。」と言って、私が外で遊んでいた間、教室で勝手にその本を読んでいたのです。私が机の上においていた本を読んでいたのです。ゆみさんは、本のことをひろみさんにしゃべってしまいました。
休憩時間が終わって教室に帰ってくるとひろみさんはすごく怒っていて、わけを話しても信じてくれません。
ひろみさんから本をかりなければよかったと思いました。何だかいやな気持ちになりました。
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今日の参観日での道徳の授業を主人と隣同士で聞いて来たのですが、
とっても面白かったのと、考えさせられることも多かったので記録として残しておきます。
まず、長女のクラスの右半分の生徒にBの作文が配られました。
そして、左半分の生徒には、Aの作文が配られました。
担任の先生が生徒達に問います。
; さぁ~きみたちの考えがまず聞きたい。みんな、これを読んでどう思った?
クラスの生徒からは次々と自分の思った意見が発表されます。
数分経過し、先生、ちょっと問いかけの視点を変えます。
; これは、なおこさんが悪いの?ひろみさんが悪いの?みんなはどっちだと思う?ひろみさんが悪いと思う人、手を挙げてみて?はい、だいたい半分くらいね。OK、じゃあ今度はなおこさんが悪いと思う人、手を挙げてみて~!うん、これもだいたい半分かな!じゃあ、どっちも悪いと思った人、手を挙げてみて。OK、3人ね!
先生、教室の生徒を見渡します。
そしてうちの娘をじっと見てこう言います。
; あら、〇〇さん、手挙げてないよね?なんで?別の意見がある?
娘ナツ ; はい。どっちが悪いのかすごく悩んでます。
先生 ; うん、なるほど!分かったよ。〇〇さんはどっちが悪いか分からなくて悩んでるんだね。OK。
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先生と生徒達が意見を交換し合いながら時間が過ぎます。
教室では、
なおこさんの言い分とひろみさんの言い分が飛び交った結果、
クラスのほとんどの子が、まぁどっちもどっちだろ・・・
みたいな空気になりました。
その時、クラスの一人の男の子が言います。
「人の話も聞かずに勝手に怒るなや・w・##」
これには保護者の皆さんも先生も爆笑。
端的な言葉だけど、要点をついてて妙に納得。
この道徳のプリントに目を通した直後に右隣に居た主人が「愛はどう思う?」と聞いて来たので
「どっちともアレだよね・・・」って言うと「そうじゃの。二人が悪いんよの。ほいじゃが、この二人の背景まではわしは分からんけぇのぉ~」と
すごく一生懸命考えてました。
どう思う?
悪いのはなおこ?
ひろみ?
どっちもどっち?
ちなみに私が思ったこと全て書くとするなら、
「借りた本を机の上に出しっぱにするなよ・・・・」
「友達なら許そうじゃないか、そのぐらい・・・」
「ひろみさん、気が短そう・・・」
ってことかなぁ~
だいたい人って、例えば人間関係でギクシャクしたり、夫婦関係でギクシャクしたりして
そのことを第三者に話す時って、無意識に自分を庇うような喋りで説明してんのよね。
全体を俯瞰して客観視しながらそのことを説明できる人って、ほんっと稀。
現に私もそういうことはありありだと思う。
だけど違うんだよなぁ~
もう一方の話を聞いてみたら、
え~~・w・; もう1人から聞いてた話と全然違うじゃん!##
ってこと。
よくある。
だからこそ、冷静に人の意見っていったんちゃんと聞かなきゃいけないんだよね。
最後に、
長女ナツの今日の参観での発言、
ナツらしいなぁって思った。^^