私は大学へ行きたかったのですが、

父親に受けたい大学を否定されました。

そのため諦めて専門学校に進学しましたが、

大学へ行って学びたい気持ちは今でも変わりません。

(はっきり言って、父親の考えは間違っていると思っています)

おそらく彼の心には

「そんなことを勉強しても意味がない」

という感情があったのかもしれません。

 

ただ、私としては恨むというより

「なんて愚かな人なんだろう」「なんて哀れな人なんだろう」

という気持ちが先立ち、

視野の狭い父親に呆れるしかありませんでした。

これ以外はなんの問題もなかったので、

唯一ここだけ欠点が見えた感じですね。

(今となっては大昔ですが…)

 

 

前置きはさておき、

私には大学生と高校生の子供(2024年現在)がいます。

で、この2人の進路に対しては、まったく口を挟んでいません。

「この大学へ行きたい」「この高校へ行きたい」

と決めたのは本人たちです。

 

  なぜ口を挟まなかったのか

 

それは関心がないからではありません。

そこで勉強するのは私ではなく、子供たちだから。

私は彼らに指図できるほど立派な人間ではないため、

他人の人生を決める権利はないと考えています。

そのため我が家の子供たちは自分で学校を調べ、

「ここが良い!」と私にプレゼンしました。

おそらく「この母親は頼りないから自分で調べよう」

と思った気がします照れ

どこが良いのか力説され、納得させられましたから(笑)

 

  親としてのプライドはないのか

 

プライドはありません。

そもそも私は、家事や育児が超苦手なので…。

警察のお世話にならないよう指導はしましたが、

他の人のように誇れる学歴も人脈もないし、

金銭的余裕もコネも持ってません。

受け継いで欲しいと思うものもない。

 

「自分が失敗したから、子供たちには成功して欲しい」

「子供に苦労させたくないから」

という理由をあげる親もいますが、選んだ進路は誰のためでしょうか。

「この大学なら」「この高校へ行くなら」

という親の見栄は含まれていませんか?

確かに偏差値の高い学校へ行って欲しいと思う人は多いでしょう。

 

でも、どれだけ親がそう思っていても、

本人にやる気がなければ押し付けるだけ無駄。

とりあえず機嫌を損ねないよう

「わかった」と言うかもしれませんが、

心の中では別のことを考えています。

 

もちろん人によりますが、子供の意見は頭から否定せず共感。

「なぜそう思うのか」理由を聞いて、

進路は本人の意思を尊重してあげてください。

でないと、私のような大人に成長しますよ。