2007年10月16日兵庫県加古川市別府町で、

小学2年の鵜瀬柚希(うのせゆずき)ちゃん(当時7歳)が、

自宅裏に自転車を置いて、玄関へ向かうまでの1分で、

何者かに刺されて亡くなりました。

 

【事件経過】

午後6時

自宅の東側に自転車を置いて家へ向かう

 

直後に悲鳴が聞こえる→自宅前で刺される

午後6時6分

救急隊が到着→兵庫県立こども病院へ搬送

 

薄れゆく意識の中で「大人の人……男……」と告げる

午後7時46分

搬送先で死亡

 

【事件現場】

個人情報のため詳しい住所は記載しません。

(現在は取り壊され、アパートになっています)

 

現場には200 mlの血溜まりができ、死因は失血死。

救急隊が駆け付けたときまだ息はありましたが、

背後からいきなり襲われています。

(刺し傷は刃を上向き・ほぼ水平に刺されていた)

 

【目撃情報】

大声を挙げながら、北へ自転車で走る不審な男

 

【事件背景】

柚希ちゃんは玄関で姉と妹の出迎えを受け、

自宅裏へ自転車を置きに行ったあと、

その直後に母親が彼女の悲鳴を聞いたのです。

姉と妹が外へ出たら

何者かに脇腹を刺され、「痛い」と泣く柚希ちゃん。

そのため姉妹は慌てて、母親を呼びに行きました。

 

報道はこちらをご覧ください。

 

 

【考察】

柚希ちゃんが伝えた「大人の人……男……」という言葉は、

彼女の顔見知りではない男かもしれません。

ある程度知っていれば「〇〇のおじちゃん」「〇〇のお兄ちゃん」

あるいは男の名前を告げるでしょう。

しかし、柚希ちゃんは言ったのは「大人の男」

つまりこれまでに面識のない相手です。

ただし、高齢者であれば

「おじさん」「おじいさん」と言うはず。

そのため犯人は、15歳~50歳くらいまでの男と想定される。

 

さらに犯行現場は玄関前だったことを踏まえると

土地勘のある近隣住民

同じエリアに住む人間と推測されます。

しかし、近隣住民であれば、顔見知りである可能性も否定できません。

そのためときどき見かけたことのある人

という認識ではないでしょうか。

 

【犯人像】2パターン

・柚希ちゃんではなく、両親のどちらかに恨みを持つ人物

・以前からつけ狙っていた男(ストーカー気質)

いずれにしても犯人は彼女の行動を知っていて、

「狙うなら今しかない」と思って刺した。

逃走経路も判明していませんが、

警察の聞き込みに嘘を並べた男で、

当時、近隣に住んでいたと考えられます。