1996年7月7日午後、

群馬県太田市内のパチンコ店で横山ゆかりちゃん(当時4歳)が、

1人で遊んでいるうちに行方不明になりました。

1人の男が彼女に声をかけており、

ゆかりちゃんを連れ去った犯人であることは間違いありません。

 

しかし、周囲の捜索や聞き込みを続けても

決定打となる証拠はあげられず、

手がかりを掴めないまま現在までいたります。

 

【事件現場】群馬県太田市高林東町1594 パチンコ店「パチトピア」

現在の店名は「ドバット太田南店」

 

【事件経過】

午前10時

パチンコ店へ入店

午後1時27分

男が店内へ入店

午後1時33分

ゆかりちゃんが座っていた長椅子の右隣へ座る

午後1時40分

父親は長椅子に座っているゆかりちゃんを確認

午後1時42分

男が店を立ち去る

午後1時45分

ゆかりちゃんが出口へ向かう

午後1時50分

ゆかりちゃんの姿が見えないと母親が気づく

午後2時10分

交番から太田署に通報

*防犯カメラの記録から

 

【事件背景】

本来、当日はデパートへ出かける予定でした。

しかし、「七夕感謝デー」の広告を見た父親の意向で、

パチンコ店へ行くことになったのです。

同行者:両親+ゆかりちゃん+7カ月の妹

このとき妹は、母親に背負われていました。

 

子供にとって、パチンコ店は退屈な場所。

最初は珍しくて店内を歩き回りますが、

それが終われば親が止めるのを待つだけ。

時間をつぶさなければなりません。

おそらく彼女もそうだった。

 

その証拠にパチンコしている母親の元へ

「・・・のおじちゃんがいるよ」と伝えています。

それに対し

「付いて行っちゃだめよ。ちゃんと座っていてね」

と話していますが、男のあとを追うように出て行っているため

この言いつけはまったく意味がなかったのでしょう。

 

【男の特徴】

群馬県警のYouTubeもご確認ください。

身長:158cmくらい

年齢:30代~40代(当時)

アゴが細く、夏なのに長袖ジャンパーを身に着けている。

 

【犯人考察】

この事件の犯人は、「北関東連続幼女誘拐殺人事件」を起こした輩。

ジャーナリストの取材によれば、栃木と群馬の県境を行き来していた。

独身でパチンコ店へ出没するルパン似の男です。

 

【なぜ逮捕されなかったのか】

「北関東連続幼女誘拐殺人事件」のうち、

1990年5月12日栃木県足利市のパチンコ店から、

松田真実ちゃん(当時4歳)が連れ去られ殺害した犯人として、

幼稚園バスの運転手であるSさんが逮捕されました。

 

しかし、Sさんは無実。

つまり誤認逮捕による冤罪だったのです。

(DNA鑑定で一致した証拠は科捜研の鑑定ミス)

この事件の捜査が正しく行われていれば、

ゆかりちゃんの事件は発生しなかった。

 

そのため警察は自らの過ちを認めず、

ルパン似の男を犯人と感じたにも関わらず、

逮捕へ動かなかったのです。

 

【男の正体】

ルパン似の男パチプロF。

真実ちゃんの半袖シャツに残されたDNAと、

FのDNAは一致している。

ただし、上記のとおり警察の都合で逮捕されておらず

犯人は野放しになっていると思われます。