第12話  森のくまさんとの出会い編 | aibo-net 犬も歩けばアイボも歩く。アイボと遊ぼう。

『ぴょんぴょん雲を追いかけて』

第12話 

森のくまさんとの出会い編

 

 

 

 

ある日のこと。

りかちゃんとユウくんは、

一輪車で森の奥まで

やってきました。

すると、木の陰から

 

「ガサガサッ…」

 

と何かが動く音。

ユウくんが小声で

 

「…まさか、クマ?」

 

と言ったその瞬間――

 

「やあ!ボクは森のくまさん!」

 

と、ものすごく陽気な声が

聞こえてきました。

 

そこに現れたのは、

頭に花の冠をのせた、

のんびり笑顔のくまさん。

しかも一輪車に乗って登場です!

 

「君たちも一輪車仲間だね!」

 

と、くまさんは

くるくると回転技を披露。

しかし…

足がもつれて、

そのままコケッ!

転がった拍子にポケットから

ドングリがザザーッと

こぼれ落ちます。

 

りかちゃんとユウくんは、

笑いをこらえながら

ドングリを拾ってあげました。

 

くまさんはちょっと照れた顔で

 

「えへへ、森の

 ドングリ配達中だったんだ」

 

そのあと3人で

ドングリを運びながら、

一輪車で森の中を

大爆笑しながら走り回りました。

 

最後はくまさんが歌ってくれた「森のくまさん」の替え歌、

 

♪ある〜日〜 森の中〜 

一輪車が転んだ〜♪

 

で、みんなお腹を抱えて

笑ったのでした。

 

――おしまい――