「けろころ号と
かわあそびのひ」
おまつりのつぎのひ。
そらは ぴかぴか、
いいおてんき。
「きょうは かわに
いってみようか!」
わたしとユウくんは、
けろころ号とくるくる号に
またがった。
しゃーっ、しゃーっ。
いちりんしゃの タイヤが
あぜみちを すべっていく。
とちゅうで ちょうちょが
ひらひらとんできて、
かえるのこえが ぴょこんと
きこえた。
やがて、
「わあ!ついたー!」
そこには すずしい風と、
きらきら光る
かわが ながれていた。
くつをぬいで、ざぶん!
「つめたーい!」
「きもちいーい!」
かわのなかには
ちいさなさかなが すいすい。
ユウくんが
すいかをひやしてくれて、
ふたりで がぶり!
しゃりっ。
けろころ号たちは かわべで
のんびりやすんでいる。
タイヤを ひなたで
ほかほかに していたよ。
「こんな夏、さいこうだね」
「うん!けろころ号も
たのしそう!」
せみのこえが とおくで
やさしくなって、
そらに しろいくもが
ぽっかり うかんでいた。
つづく?
