「命のバトンタッチ」(鎌田實 諏訪中央病院名誉院長) 5436

余命三か月のお母さんが、どうしても子供の卒業式に出たいという強い希望で、奇跡的に一年と八か月も生きて二人の

お子さんの卒業式に出ることができたというお話しです。

これは科学的にも立証されていて、このお母さんの場合も、希望が体内にある内分泌、自律神経、免疫を活性化させたのではと

鎌田院長はおっしっています。そして最後に「希望を持つことによって免疫力が高まり、生きる力が湧いてくるのではないかと思います。」

と結んでいます。

まさに夢・希望は今を生きる力なのです。

 

「病は気から」と昔から言われています。

また「健全な精神は健全な肉体に宿る」という言葉もあります。

体を鍛えることが、精神を鍛えることにもなるという事です。

感性論哲学では、人間は感性・理性・肉体で成り立っていると教えています。

感性とは欲求。いかに生きるかという事を感じる力です。

そして、理性はその欲求を実現するために何をすればよいかという答えを出す能力です。その答えを実際に行動するのが肉体の能力です。

どれが大切かではなくバランスが大切で、行動の根本は「命の欲求」という事です。

夢・希望というのは「命の欲求」を強くするものだと私は思います。

 

3月27日(水)は、名古屋思風塾ですが、3月・4月はお休みとさせて頂きます。

名古屋思風塾HP http://www.a-follows.jp/about/