【天秤座の詩】

 

一日の終わり、西のほう

太陽の神と海の女神が出会い

 

互いに赤く染まったら

透き通った風が吹く

 

 

この風が祭の合図

 

 

 

日が暮れて

人々は

豊かな収穫を

かみさまに感謝して

みなの働きも労って

村で祭を行う

 

山を見ながら

穀物と酒を捧げる

 

太鼓が鳴り笛が鳴り唄い笑い

人々は輪になって踊る 

 

そのリズムと焚火が

若者たちにときめきを

もたらしたろう

 

山にこだまして

半分の月を揺らしたろう

 

 

 

 

*****

 

わたしたちはいつも

誰かと共にこの世界を作っている

重ね合わせた意識のなかで

この世界を描いている 

 

この世界で大切な 

誰かと出会えることを求めている

 

出会う喜びも出会った切なさも

澄んだ空に解き放て

そんな風景が天秤座。

 

 

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ホロスコープを学ぶ中で実感した、星座の風景を今回から詩にしていきたくて

書いてみました!

 

 

伊勢では10月15~10月17日は神嘗祭。

先駆けて10月1日にはお酒が奉納されています。

 

神嘗祭は地域の皆で初穂を奉納するお祭り。最後は内宮で儀式が行われます。

 

 

収穫の祭りは、きっと古代から変わらぬ風習だったろうなあ、と思うのです。

大切なみんなの命を繋いでいくための、穀物。

どれほど豊作を祈り、労力を割いてきたことでしょう。

 

米は八十八の手間がかかると言われています。

 

秋には台風も来ますし、

無事、収穫のときには、本当にかみさまに感謝せずにはいられなかったでしょうね。

 

そしてみんなで祝いと感謝のお祭りをしたのでしょうね。