【天秤座の詩】
一日の終わり、西のほう
太陽の神と海の女神が出会い
互いに赤く染まったら
透き通った風が吹く
この風が祭の合図
日が暮れて
人々は
豊かな収穫を
かみさまに感謝して
みなの働きも労って
村で祭を行う
山を見ながら
穀物と酒を捧げる
太鼓が鳴り笛が鳴り唄い笑い
人々は輪になって踊る
そのリズムと焚火が
若者たちにときめきを
もたらしたろう
山にこだまして
半分の月を揺らしたろう
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わたしたちはいつも
誰かと共にこの世界を作っている
重ね合わせた意識のなかで
この世界を描いている
この世界で大切な
誰かと出会えることを求めている
出会う喜びも出会った切なさも
澄んだ空に解き放て
そんな風景が天秤座。
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ホロスコープを学ぶ中で実感した、星座の風景を今回から詩にしていきたくて
書いてみました!
伊勢では10月15~10月17日は神嘗祭。
先駆けて10月1日にはお酒が奉納されています。
神嘗祭は地域の皆で初穂を奉納するお祭り。最後は内宮で儀式が行われます。
収穫の祭りは、きっと古代から変わらぬ風習だったろうなあ、と思うのです。
大切なみんなの命を繋いでいくための、穀物。
どれほど豊作を祈り、労力を割いてきたことでしょう。
米は八十八の手間がかかると言われています。
秋には台風も来ますし、
無事、収穫のときには、本当にかみさまに感謝せずにはいられなかったでしょうね。
そしてみんなで祝いと感謝のお祭りをしたのでしょうね。