母が倒れた日。朝の6時半頃にやっと家に帰った。
帰りの一人の車では大声で泣きじゃくり、
色々な人に励ましてもらって、
少し休んだほうがいいと言われて布団に入るけれど
全く眠れない。寝ようとして目をつむっても
とめどなく涙が溢れてくる。

病院で、医師から色々な説明があって
ものすごい不安な中、絶望に突き落とされる言葉
「コロナなので面会はできません。次会うときは退院できた時です。」

そうだ・・・そんなこと考えてもいなかった。
本当なら毎日面会にいって母を励ましたい。
でも面会すらかなわない。電話で病状も聞けない。
次に会うときはいつになるんだろう。
その時母は大丈夫だろうか。

帰ったら旦那がきて、崩れるように泣き叫ぶ私を抱きとめて
その声を遠くから聞いて長男のお兄ちゃんが
「どうしたの!?」とかけよってきた。

「いい、今から言う事しっかりきいてね」
と一通り説明すると、一番おばあちゃんとの関係の深かった彼は
驚きのあまり言葉が出ず、唇を噛みしめてずっとずっと泣いていた。

その後起きてきた、まだ低学年の妹に少しマイルドに説明したら
「いつかえってくるの…?」と
心細く何度も聞く娘の声に胸が痛んでしかたなかった。

結局一睡もできず、母の入院道具を買いにお店に行くことに。
だけれど、歩きながらも涙が止まらない。
一人で歩けないほどにフラフラで、
旦那に手を引いてもらってやっと歩ける。

入院道具を持っていくのは一人まで。
でも今日で全部揃えなかった。
そうしたら、また病院に行けるから。

面会は8時まで。一人で歩けないほどに憔悴している私に

旦那が付き添ってナースステーションまできてくれた。
看護師さんに病状を聞くと、「今は危ない状況で何とも言えません」

面会はできないけれど、病室の前を通ることができて、
居ても立っても居られなくて、かけよって
「○○だよ、がんばって!!!!!」
と全力で声をかけると、「きてくれた・・・炭酸が飲みたい・・・」と
すごいか細いろれつが回らない声で苦しそうに。

涙がとまらず病室を立ち去って
長い長い一日が終わった。