練習していてなんだか疲れやすいな、とか、

なんで力みが取れない(リラックスして演奏できない)んだろう、、

と悩んでいた学生の頃からの十数年。


最近になっていろいろと今まで学んできたことが、

まさに点と点が繋がって線となるように

自分の中に落とし込むことができるようになりました。




私が今まで学んできたことは精神的なもの、身体的なもの合わせると


・本番に弱いと感じ、メンタルやスポーツ心理学などの本を読む

・アレクサンダーテクニークを学び、心身含めて自分とうまく付き合えるようにする

・自律神経(交感神経、副交感神経)やリンパケアについて知る

などなど。


学びの深さはそれぞれだけど、

自分にしっくり来ることもあれば、

知識が増えても自分では上手く活かせないことも。








そして、昨年の秋頃の自分の指の不調もあり、

その時にお世話になった整体の先生から、今は手技を教えていただいています。



こちらの整体、数年前に初めて施術してもらった後に

「いざという時はまた絶対ここに来よう」と思ったくらい、

私にとって救世主のような存在。



すごく良いのは、

全身の繋がりを考えた上で、使えているところと使えていないところのバランスを整える

ということ。


私の場合、

関節にあそびが多めな「やわらかさん」らしい。


その自覚が全然なかった…!のだけど、

確かに体の使い方を結構考えていないと

すぐに疲れたり、どこかに痛みが出たりする。

(特に側湾症のある腰あたり)



普通の人(?)なら骨同士がしっかりと関節で

バランスよく使えるようになっていて、

インナーマッスルがうまく機能して活動ができることが、


やわらかさんの場合は

骨と骨の間のあそびが多いから、

ただ立つにしても楽器を構えるにしても

アウターマッスルの働きが強めになり疲れやすい。


フルートだと腕とか肩とか背中とか…
油断して練習してると、なんかすぐに疲れる。



日常レベルでいうと、

ちょっと出かけて少し遊んだら、早く家に帰ってすぐにでも横になって休みたい…

という感じ。笑



体力がないとか、やる気がないとかそういう問題ではなくて、

単純に体の構造上、やわらかさんは疲れやすいということ。



それは理解されにくいだろうなと思いつつ、

逆にこういう人結構いるんじゃない?というのも

私の最近の感触としてあります。



やわらかさん、私のように自覚がない方も多いそう。




そういう方にとって、

少しでも鍛えるために筋トレをするとか毎日走ってみるというのも一つの解決方法だと思うのだけど、


単純に体が上手く使えている/休めている状態を

施術してもらって体で覚えるのも手軽だし手っ取り早い。


私自身も施術してもらった上で演奏時の体の意識を少し変えると

指が動きやすくなったり、

響きのある音が保てることを実感しました。






アレクサンダーテクニークでは自分の動きや思考の癖を自分で考え、気付いていく過程を大切にするレッスンをしていますが、

それとは対極にあるようで、実は目指す方向は同じこの整体のケア。


どちらの要素も大切。



日常も練習も本番も、

結局さいごは自分のことを自分で信じるしかないのだから、


アレクサンダーテクニークと整体をうまく掛け合わせて、

〈信頼できる体〉を手に入れていくお手伝いができるように

これからもたくさんの方と関わっていきたいなと思います。



ちなみに、こどものレッスンが多い方や吹奏楽部などの指導者の方にもぜひ知ってほしいケアもたくさんあります。


こどもの時の演奏の癖はもちろん、

小学校〜大学あたりで習得した全身の使い方は

大袈裟かもしれないけど一生を左右します。


指導する側が体の使い方の知識を持った上で関わることができたら、

伸びる子はもっと伸びるだろうし、

体の不調が減る子もいるかもしれない。



今年の春頃からケアについてもしっかりお伝えできるよう、

レッスンや施術の形を整えていきたいと思います。



楽器ごとの悩みやケアについて、

私自身もたくさん研究していきたいので、

ご興味ある方はぜひお声がけください🙇‍♀️

楽器は問いません。


より良いレッスンや生徒に伝えられる身体のケアについて一緒に考え、お伝えしていきたいと思います。


長くなりましたが、

半分は今現在の自分の考えをまとめるためのブログでした。

いつもご覧いただき、ありがとうございます🙇‍♀️


青沼愛