君の幸せを祈りながら

心の隅を指の先でなぞると

君の守る幸せが

消えてくれないかなと

少しだけ思う埃がある
僕と君に
別々の
恋があったという話を
迷信を見るような気分で眺めながら

僕と君は
同じ恋を
している
宇宙の闇に引き込まれるように
僕はあなたに引き込まれた

作られた話を演じているだけなのに
わかっているのに
僕はあなたに引き込まれた

抱き締めたらそっとこぼれ落ちていく
昨日の痛み今日の痛み

大きな大きな羽根を見た

子供の頃の寝つけない夜の
風の声を思い出す仕草で

恐る恐る
近づいて

無意味な理由で
呼吸を止めないで


小さな風車から生まれる風を見てた
大きな風が風車を回すのではなく
小さな風車から風が生まれるのを見てた

あなたの風車は風を生んでいた