しばらくここにいよう

灰色の雲が長いから

誰かのあとを追うでもなく
今が転がる波打ち際で
明日を疑いながら次の太陽を選ぶわけじゃない

すべて
わかっていても
なにも
わかっていなくても

透明な線が伸びる先で
誰かがたぐり寄せる場所がある

味のないパンを無理に口にして
元気になった気がするだけじゃ物足りない

恋を泣かせたり
恋に泣かされたり

1つと1つが重なる時に見える景色があった

それはまるで焼けた紙に微かに残った思い出の芝生のようだった

きれいとは言えないけど行かなきゃいけない
そんな気がする景色だった
隙間なく降る雨のそばで見た景色だった