偽名が行き交う街の中で
すれちがう人の顔もわからないままで
僕も同じだった
どこまでが本当でどこからが嘘なのか
わからなかった

気を遣う場所はいつも季節のように違ってた
空は何度も青くなったり灰色になったり
僕は誰の元に急ぐのか
無音の時間だけを両手に持って

もう二度と歩けないのかな
夢の住む街
もう二度と見られないのかな
夢が浮かぶ空

こんな陽射しの中で
いつか追い駆けたもの
こんな風に吹かれて消えたもの

とっくに過ぎたページに
書きもらした白紙の部分がないか
戻りたくなる時に
思う

たぶん僕は
ずっとこのままで
なにも変わらずに