春は透き通る空気の季節
過ぎる時巡る時肌に触れ

夏は夜も華やぐ宴の季節
心の杯に明日を注ぎ

秋は恋を懐かしむ記憶の季節
紅の空の向こうの過去を見て

冬は何かが芽吹く期待の季節
待ち続ける何かをまた待ち続けて

思い焦がれて
時と何かが合わさり熟しても
私は咲かせる花がない

いくつも越えた4つのうねりを
また越えなくてはならず

もういいだろうと

何度も思いましたが

その度に指先にかかるものがあり

もう一度だけと

その時だけに見える歩けそうなほど確かな道を歩く

指先にかかるものがあなただとしたら

その感触をあなたは感じることはなく

ただこの私の小さな小さな
薄い紙でさえ切る私の指先が
誰にも知られない感触で
明日を待つ動力になるのです