-彼女がそう望むなら、私は精一杯生きてやる-

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とりあえず、趣味、日常(言わば日記)を書いていきます。

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入学式が終わり、学校生活が始まっても

何も変わりのなかった。
ただ変わってると言えば、みんなが私をいじらないこと、
それと勉強熱心過ぎて皆が皆に関わろうとしない。

しないのだ。

友情など育むことをしなかった。
みんな、親の期待を背負ってここにいるのだろう。
親から期待も皆無の私には関係ないが。
そうやって、何事もなく一年生の時期は終わった。

そして二年生、クラス替えと担任が変わる。
まあ、クラス替えが行われようと皆に''こいつといい''なんて
感情はないのだから、と思っていたのだが。

「祐介(ゆうすけ)くんと一緒がいいなぁ」

「私もー、だって祐介君がいないクラスだと絶対暗いじゃん?
嫌だし」

「嘘つきー、あんた祐介君のこと好きなんじゃないのー?」

「はっ!?違うしっ!?」

「まあ、私は恋愛感情抱いてるけどねー」

「あんたみたいなの祐介君が相手するわけないでしょ?」

「負け惜しみも大概にして」

「負け惜しみなんかじゃないって!」

……どうやら人気者がいたらしい。
人気者のねえ、この学校にいたなんて驚きだな。

先生かっこいいなんて言うひとはよくいるけど…

「あっ!祐介君だっ!祐介君っ」

「……?あ、品川さん。どうしたの?」

「何組だった?」

「えっと、4組」

「えー、私1組じゃん、最悪。離れた」

「なんかあったらまたおいでよ、僕で良ければ相手させてもらうよ?」

「本当っ!!?約束だからね祐介君っ」

「もちろん」

そういって祐介とかいう野郎はくしゃっと顔を歪めた。
見た目はもう爽やかなイケメンで充分だと思われた。
すらりとした背丈に髪の毛の間から見える満面な笑顔。

惚れる奴がいるのもしょうがなかった。
女の子にする対応から紳士的だと思われる。

けど、あいつには彼女らしき人がいた。

「ゆうちゃーーんっ!」

「あ、ななっ!何組~?」

「じゃじゃじゃじゃーーーんっ!
4組っ!一緒だねゆうちゃんっ!」

「さっすがっ、なんかついてるよここ最近」

「ゆうちゃんはいっつも運いいもんねー、羨ましいよ」

「そんなことないって、運あるのはゆうすけだろ」

……や、ゆうすけって自分じゃん

「んなことねぇーよ、ふぁ~」

「嘘つけ、何組だ天パ」

や、どうやらゆうすけってのは二人いるらしい。
モテるのは黒髪の祐介君見たいたが。

「さぁねー、見てねえし」

「ったく、僕が見ろっての?」

「お前なんかいいよ、あ、そうだ。
そこの子さ、見てよ?」
 
そういって私の後ろを指す祐介曰くの天パさん。

……そこの子?私を指してるように見えるけど、
後ろの奴か?

そう思い私はちらりと後ろを見るが
こいつに反応してる奴はいない。

「や、あんただって赤髪ちゃん」

「………は?私?」

「そ、君」

「お断りいたします」

「……ちっ」

あたりめえだ馬鹿野郎。

「ずっと俺ら見てた罰。
見てこい」

「てめえら見てえな汚物に目を向けてませんよ」

「初対面になんて口してんだあんた」

「初対面になんて物言いだあんた」

「やめなさい二人共。
それにこれはゆうすけが悪りぃ
ごめんね、……えっと、田土さん?」

そう止めに入ったのは黒髪の祐介君だった。
私の名札を見て「変わった名前だね」と言ってきた。

そこでも満面な笑み。

私ははっと意識を取り戻し「いえ、こちらこそ、すいません」と
言った。

そんな私の様子に息をつき、

「おいゆうすけ。
謝れ、女の子には優しくしなさいってならわなかったのか」

ともう一人のゆうすけの頭をぐいっと手で下に下げ、
「早く」と急かした

その様子を私は透かした目で見てやる。
よく見たら栗色の髪の毛で黒フレームの眼鏡をつけていた。
眼鏡はもちろん気づいてたんだがあえてここでこいつの容姿を
説明させて頂く、

ぶかぶかのセーターに制服、虚空を見ている目、
左手首に巻きつけている包帯。

…病んでる奴か?

「……ごめんなさい(ボソッ」

「は?なんて?」

手を耳にあてそいつに顔を近づける。
もっとはっきり言わねえと許さねえ

「………」

「ん?もう一度?」

「てめえ、」

ちゅっと。
リップ音が聞こえた。

「………え」

「ばぁか」

リップ音を発したのは紛れもないこいつで、
私はこいつに耳の下あたりにキスされたのであった。

それをもう一人の黒髪祐介君はびっくりした表情で見て、
ーーー私の首あたりに目を持ってきた

「ねえ田土さん。
君虐待されてんの?」

そんな風に次々と閉ざしてた物が今こじ開けられる。
私の最悪な中学生活

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