Makihara Noriyuki Concert Tour 2013
"Dawn Over the Clover Field"
5/21 鹿児島市民文化ホール
記憶を頼りに書いています。
記憶違い、勘違い等があったらごめんなさい。





1曲目は、『Theme Song』
アルバムの1曲目として聴き慣れているせいもあって、この曲からのスタートは落ち着く~。
マッキーの力強い歌声が響く。
照明は、暗闇の中を走る救急車の赤色灯をイメージしているように感じました。
なぜかというと、この曲の内容が救急車や消防車のサイレンを題材にしたものだから。
サイレンの音って、不安な気持ちになったり、聴いて嬉しい音ではないですよね。
自分の番が来るまで、『誰かが誰かを助けに飛んで行く音』なんだってことの実感がなく、うるさいとすら思っていた。
マッキーは何気ない日常の中で、人を思いやれない、心無い自分がいることを知る。
そのことを反省して、サイレンの音を『誰かが誰かを助けに飛んで行く』、ヒーローのテーマソングだと考え方を変えた。
どうして曲解説しちゃったかと言うと、今回のツアー、歌詞の内容に共通点がある曲が多かったと思うからです。
あくまで私の思ったことですが(^^ゞ
例えばこの曲の『こんな心無い自分も悲しいことに確かにいると知った』『自分の番が来るまで本当の意味がわからないことがある』の部分。
そして、後半で歌う『LOTUS IN THE DIRT』の『飛び込んでくるニュースに僕はもう慣れかけていた~自分の中に真っ黒い泥が詰まっていると知った』、『自分じゃなくて良かったって安心しているだけ ただそれだけなのが怖くて』の部分。
マッキーが大事だと思うことを、いろんな曲で伝え続けてくれてるんだなぁと思いました。
この曲とこの曲、リンクしてるんじゃないかなーと勝手に思って楽しんだ、そんな私の妄想もご紹介していきます(^^ゞ
MC
『みなさん、こんばんは~!!
ようこそ、Dawn Over the Clover Tourへお越しくださいまして、ありがとうございます。
鹿児島市民文化ホール、1年半ぶりに戻ってきました~。
鹿児島、好きなんですよ~。ほんとほんと。
鹿児島は客席見てると顔を覚えてる人が結構います。
これまではコンタクトだったけど、遠近両用をかけるようになって、さらによく見えてるからね~。(笑)
今回のコンサートのテーマは、目に見えるものも大事なものがいっぱいありますが、目に見えないものにも時にはそれ以上に大事なものがあるんじゃないかということをみなさんと感じていきたいと思っています。
槇原敬之のコンサート、一つだけルールがあります。立って観ても座って観てもかまいません。
そのかわり、立って観る人は、後ろの人大丈夫かな~とちょっと気にしてあげられると、とってもいい人に見えます(笑)
僕もバンドのメンバーさんたちも、精一杯頑張りますので、どうぞ最後までごゆっくりお楽しみください。』





2曲目は、『キミノイイトコロ』
出だしのピアノの音の時点でかなりテンション上がります♪
大好きな曲なので、この曲を聴けるのは本当に嬉しい。
会場も1曲目より少し明るい雰囲気になり、盛り上がりました。
この曲の最後の方で、マッキーの汗が激しく飛び散るのが見えました。
マッキー、すごく頑張ってくれてるんだなぁって、嬉しかったです。
この曲の『喜ばせたり喜んだり傷つけたり付いたり 言葉は思うよりも暴れてしまうから』の部分は、『Birds Stop Twittering Tonight』、『祈りの歌が聴こえてくる』にもリンクしてると思う歌詞があります。
そして、『君の良いところは言わない内緒にしておく だけど同じようなことを出来るようになるから 僕の良いところも言わないで内緒にしていてよ 何も計らないで君を喜ばせたいから』のところ。
目に見えないところでお互いを思いやることの大事さとかを歌ってて、今回のテーマに合わせた選曲なんだろうなぁと思います。
続いて始まったのは、『Birds Stop Twittering Tonight』
この曲は、自分を戒めてくれる曲として私は聴いています。
利己的な自分を思い知らされて、心が痛いです。
『君は悪くないよ正しいよ 誰もがその答え望んでいる』
『そう気になるのはいつだって自分が楽になりたい時ばかり』
『大好きな人だからなんでも伝えて良いわけじゃない 大好きな人をつまらないことで煩わせたり悩ませたりしてまで楽になりたくない』
この辺りの歌詞を歌うマッキーの歌声がすごく心に響きました。
そして次の曲は『Season’s Greeting』
今回のツアーのセットは、劇場っぽい赤い幕が下がっていました。
『Curetain Call』を意識してるのかなぁってことと、最後のエンドロールに合わせたセットかなぁと思います。
前半は、両側の幕が光に照らされて、透き通るような美しい赤色に見えました。
この曲のクリスマスのイメージにぴったりでした。
後半は、『見上げた 冬の夜空に のぼってく僕の白い息』がスクリーンに見えていた気がします。
最後の方で、スクリーンの暗闇に雪が舞い降りてきました。
雪の降る黒いスクリーンと会場が光で照らされ、立体的な奥行きを感じる。
ライトに照らされた雪が降る中に自分も本当に立っているような錯覚。
いい感じの余韻があって、『誰もが誰かを思う優しい季節』の歌詞の通り、会場はあったかい空気に包まれました。
この曲で私が特に好きな歌詞は、『それぞれ限られた人生の 時間を惜しみなく使い』と『君なりの幸せ感じてますか』というところ。
誰もがうらやむ幸せでもなく、人並みの幸せでもない。
君なりの幸せというところがポイント。
限られた人生の時間を惜しみなく使って、私なりの幸せを感じたいなぁと、日々思います。
つづく