私たち夫婦の高校の同級生が、わずか10日間のうちに立て続けに二人、亡くなりました。
お二人とも、くも膜下出血でした。
先に亡くなられた方は、高校時代の私にとっては友達の友達という存在。
その後、旦那さんと同じ職場になって仲良くしていました。
34歳でなんて早過ぎるとショックを受けていた矢先、もう一人、亡くなったとの報せ。
亡くなった当日一緒にいて、弔辞も読んだ友達に、『お願いだから、私より先に死なないでよ。』と何度も言われました。
もう、年齢なんて関係ない、いつ誰が死んでもおかしくないんだと思いました。
旦那さんは『俺はもう、やりたいことを我慢しないことにした。』と言っていました。
私たち夫婦は、お互い病気持ちなこともあって、生きていることの尊さや、それがいつ奪われるかわからない現実を理解しているつもりでした。
でも、自分や周りの大切な人たちは、明日も明後日も生きていられるはずとつい思ってしまう。
そして突然、こういう日は来る。
楽しみはとっておくタイプだけど、本当に明日が来るかなんてわからない。
会いたい人に会って、行きたいところに行って、食べたいものを食べて。
今日楽しめることは今日楽しんだ方がいい。
両親をはじめ大切な人達に、感謝の気持ちをきちんと言葉や態度に表して、後悔の少ない人生にしたい。
生きたくても生きられなかった誰かの今日。
日々の小さな幸せを大切に、限りある人生を楽しみたいと思います。
生きていれば別れる日は
誰にも必ずやって来る
それぞれ違いはあっても
遅かれ早かれ誰にでも来る
毎日ちゃんと生きるんだ
こんな青空の下でも
何一つ感じられなくなる
そんな日は必ずあるから
槇原敬之『本日ハ晴天ナリ』