すごい雨です(^^ゞ
明後日、短期バイトの面接と筆記試験を受けてきます。
採用されれば8月中旬まで。
本格的な不妊治療再開は9月中旬以降で、それまでは月に2、3回指定された日に病院へ行ければいいはずなのでちょうど良さそうです。
去年は不妊治療と手術2回で短期バイトは一切出来ませんでした。
右目や声などが大丈夫になってきたので、ようやく短期バイトできる状態になりました。
昨日の朝も薬が食道の下の部分に入りこんで10分ぐらい取れず、息が苦しくて病院に行くかどうか騒いだし、まだまだ不安はありますが、決まったら頑張りたいと思います。
で、仕事が始まる前に甲状腺手術の入院記録を更新したいと思います。
まずは、バセドウ病についてと私が手術を受けることになった経緯などを書きたいと思います。
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バセドウ病は、甲状腺機能亢進症の代表的な病気です。
歌手の絢香さんが発症し、しばらく休業されていたことでご存知の方も多いと思います。
体内で、自分自身の甲状腺に対する自己抗体ができ、これが甲状腺を刺激するために、甲状腺ホルモンが過剰につくられてしまう自己免疫疾患です。
甲状腺ホルモンは、体内のほとんどの臓器に影響を与える重要なホルモンで、全身の新陳代謝を活発にし、元気にするため、多すぎても少なすぎても身体の具合が悪くなります。
このホルモンが過剰になるバセドウ病では、身体が常に全力で運動してるような状態になり、さまざまな臓器に負担がかかってきて、色々な症状が出ます。
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私がバセドウ病を発症したのは2008年夏だと言われています。
私の症状は、動悸、息切れ、不整脈、不眠、手足の震え、のぼせて滝のように汗が流れる、体重が一気に落ちる、生理が半日で終わる、爪の異常、白髪、耳鳴り、脱毛、首リンパの腫れ、集中力の低下、血圧低下と気分の悪さで起き上がれないなど。
先天性の心臓疾患の手術をしているため心臓の異常を疑い、循環器科医院に2軒行きました。
●最初行った病院。
心臓エコー→異状なし。
心電図→不整脈頻発(心室性期外収縮)
甲状腺ホルモン→高いが、エコーの結果問題なし。
●次に行った病院。
低血圧。
24時間ホルター心電図→不整脈が2万900回で非常に多い。
朝に危険な不整脈が数回起きていて、2回続けて起きると心不全で死に至る可能性。
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体力的にも精神的にもハードな仕事だったため、これ以上責任を持って仕事をする自信がないことと、妊娠出産に備えて体調を整えたいという理由で退職しました。
その後も症状は続き、2009年8月に産婦人科を受診して不妊検査を色々した時、甲状腺ホルモンが高いことを指摘されました。
再検査でも甲状腺ホルモンが高かったのですが、先生は『普段から高いんでしょうね。大丈夫ですよ。』とおっしゃって数値を教えてもらうこともないまま終わりました。
動悸や不整脈で不眠だったため、安定剤と睡眠導入剤を処方されてしばらくのんでいました。
循環器科では『高いけどエコーの結果甲状腺の腫れがないので問題なし』、産婦人科では『高いけど大丈夫。』
そうか、甲状腺ホルモン高いけど大丈夫なんだ~と素直に思いこんでいました。
甲状腺の病気は、全身に色々な症状が現れるために他の病気に誤診されやすいそうです。
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去年の8月、不妊治療がうまくいかないため、受けられる検査はなんでも受けようと、気になっていた甲状腺検査を受けることに。
甲状腺異常も治療せずに放置していると不妊原因、不育原因になります。
その結果、専門病院を紹介され、バセドウ病の自己抗体TRAbが基準値2.0未満のところ20もあり、3年かけてようやくバセドウ病と判明。
薬物療法を選択しチウラジールの服用が始まりましたが、脱毛や痒み、動悸の薬を飲んでいるのにも関わらず強い動悸に悩まされました。
泣きながら病院に電話したぐらいなので、精神的にも追い詰められていました。
脱毛は帽子をかぶらないと外出も厳しいぐらいになり、肝機能も少し低下。
(脱毛は美容室で相談して分け目を変えたり、後ろ髪を前に持ってきたりして目立たなくなりました。今も脱毛は多少あります。)
副作用は一時的な場合もあるけど、場合によっては一生かもしれない、手術という選択肢もあると言われ、不妊治療再開を焦っていたこともあり手術を決め、内視鏡下で甲状腺摘出手術ができる大学病院に転院しました。
抗体が高いと再発の可能性も高くなるそうなので、私の場合は手術を選択して良かったと思っています。
ただ、それは合併症が治った今だから言えることですが。
以上が私が手術を受けることになった経緯です。