今日は凍結確認のために、朝9時ちょうどにクリニックへ電話しました。


元々は3日培養して凍結の予定でしたが、分割スピードやグレードが低く、凍結に値する受精卵なのかどうか見極めるために5日培養を続けました。


正常授精卵3個、異常受精卵5個でしたが、「全て3日目からほとんどそのまま」で成長がストップしたそうです。


『今回はキャンセルになります。来院して、お話をしましょうとの先生からの伝言でした。」


今回は・・・というより、今回も・・・と思いました。


でも、もうこの状況に慣れすぎてしまって、涙も出ません。


6回の採卵で、移植までいけたのは2回。


体外受精・顕微授精を始めてから、妊娠しているかもしれないという期待を持てたのは2回ということになります。


大金をかけて痛い思いをしても、色々な努力をしても、希望を持つことが許されない。


今回はクリニックからもらっているビタミン剤3種類の他に、『卵の質が良くなったという報告がある』という桂枝茯苓丸料(漢方薬)を1日3回処方されて、4ヶ月間飲んでいたので、多少は卵の質が良くなっているかもという気持ちもありました。


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治療をやめるべき日が近づいてきているのかなと思います。


体外・顕微の高度不妊治療に対する県からの助成金をもらえるのは5年間が限度ですが、今年4年目です。


今年度のあともう1回と来年度の2回の計3回、助成金がもらえるうちは治療を続けたいし、できればあともう1回だけ移植して、判定までの2週間をママ気分で過ごしていい思い出を作って終わりたいです。


もはや妊娠を目標にすらしていません(^^ゞ


移植してママ気分を味わうことが目標です。


治療をやめたがっている旦那さんは、今回の結果を受けてますますやめたくなっている様子。

望みを持てない治療にお金を遣っているわけだから、当然だと思います。


治療をやめたらリラックスして妊娠できるよとか、治療をやめたら妊娠できたとか、時々言われたり、見聞きしたりすることがあります。


両側卵管切断と乏精子症&精子無力症の私たちが自然妊娠する可能性はゼロなので、そんなことを言われても辛いだけです。


私たちにとっては、治療をやめる=子供は完全に諦めるということになります。


治療を続けるなら、完全自然周期や前回先生から話のあったIVM(未成熟卵子体外培養体外受精法)をやってみるか。


IVMの成功率は、普通の体外や顕微よりもかなり低くなるそうなので、希望を持ってのぞめるかは難しいところです。


または、全国的にも有名な福岡の病院に転院するか。


遠隔地からの通院にも対応しているので、国内外から通院できます。


宮崎から通うとしたら、同じ九州なので近いぐらいなんじゃないかな。


でもここ最近の私の採卵や腹腔鏡手術を担当してくださっているA先生は、この福岡の病院に18年間いらっしゃった方です。


そういった意味では、大して変わらないレベルでの治療が受けられていると思うし、今のクリニックの院長のことも信頼しているので、旦那さんはそこまでする気はないと言っています。


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あとは、不妊フリーマガジン「ジネコ」で県外の不妊クリニックの先生が答えていた、顕微授精なのに異常受精という方の質問の内容を先生に話してみようと思います。


『顕微授精では、1個の卵子に1個の精子しか入ることができないにもかかわらず、核が複数個見つかったということは、第二極体の放出不全などが原因で起こる異常受精、多核受精です。


患者さんが100人いたら、1人いるかいないかという割合ですね。


卵子の老化も一因かもしれませんが、多核受精は、年齢よりも抗核抗体などの自己抗体が原因となって起こるケースが多いです。


なぜそうなるのかまでは、まだはっきりとわかっていませんが、自己抗体を調べて陽性であれば、体の免疫反応を調整する作用のある柴苓湯やステロイド剤を併用で治療を行うと、効果的な場合があります。妊娠率を上げるためにも試みる価値はあると思います。』


先生によって考え方は違うし、学会などで報告がないとしたら、あまり聞く耳を持ってもらえないかもしれんませんが、もう後がないし、いろんな可能性を考えて言ってみようと思います。

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OHSSの方は、痛みはありますが、わざわざ往復3時間かけて病院に行くほどではないです。


ただ、昨日からお腹だけでなく胸のすぐ下あたりもパンパンに膨らんできています。


腹水か胸水かが、増えてきているみたいです。


お腹だけ見たら、臨月の妊婦だと言っても誰も疑わないはず。


明日午後から受診するので、そのあたりも先生に診てもらってこようと思います。


落ち込んでいないと言えば嘘になりますが、結構冷静に受け止められています。


猫たちと穏やかな時間を過ごしたり、好きなものを食べたり、マッキーを聴いたり、今生きていること自体も幸せなことです。


思うようにいかないことがあっても、今ある幸せに感謝できている自分は、幸せだと思います。


今ある幸せ以上のことを望むのは自然なことですが、手に入らないからと言って不幸なわけではありません。


心臓手術をした9歳の頃から両親とともに妊娠出産にこだわってきた私にとっては、1人子供を授かりたいというのは、ないものねだりというわけでもないと思うし、なんとか叶えたいという気持ちは強いですが。


マッキーの曲の歌詞のおかげで、苦しみながらも心が成長できている気がします。


治療できたことに感謝して、今回の治療を終えたいと思います。


最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。