手術から2日目。


朝の体温は36.9度。


夜中せき込んだり、痛み&右半身のしびれで眠れずにベッドに腰掛けていたのを、見回りにきた看護師さんに見つかってしまいました。


朝、看護師さんに「夜中腰かけていたのは、トイレに行くために起きたところだったの?」と聞かれました。


『痛くて眠れなくて』と言うと、『まだ手術したばかりで痛くて当然なんですから、痛いならちゃんと言ってください。痛みどめを出してもらいますので。』と言われました。


痛み止めのロキソニンと胃薬を出してもらうことに。


他に、右目が重いことと、寝ころぶと右腕と右足にピリピリとしたしびれがあることを伝えました。

朝食のあと、この日は週に一度の体重測定の日らしく、ナースステーション前まで測りに行きました。


点滴したまま体重計に乗り、不思議な感じでした。(^^ゞ


●14:00


体温36.9度。


日曜日で仕事が休みの旦那さんが来てくれた。


旦那さんは、術前説明のあった木曜、手術日の金曜、仕事が休みの土日と結局4日連続で遠い県外の病院まできてくれた。


旦那さんは突発性難聴でめまいがあったり、睡眠時無呼吸症候群の影響もある中、無理して毎日来てくれました。


母も、この日以外、毎日病院に顔を出してくれました。


母はこの時期、手が痛いと言っていたのですが、後日病院へ行き、帯状疱疹だったことがわかりました。


旦那さんにも母にも、たくさん無理をさせてしまいました。


●夕方


②番先生、③番先生、④番先生が来てくれました。


手帳には、『右目半分ぐらいしか開かない、視界は良くなっている、昨日より良くなってきているから様子をみましょう。』と書いてあります。


前日は、右目のまぶたが重たくて、自力では持ち上げることはほとんどできませんでした。


目を見開くように力を入れて少し開いても、視界に霞みがかかって、物をまともに見ることはできていませんでした。


でも、この日は少し右目が開くようになり、前日よりは物が見やすくなっていました。


●夜


『体温37.1度。歩いて汗をかく。』と手帳に書いてあります。


就寝時間がきたけれど、やっぱり眠れない。


前日の夜に寝転がると右腕から右足にかけてしびれていましたが、この日はそれに加えて、顔の右半分から右頭後ろにかけてもしびれるようになっていました。


同じ病室のおばちゃんたちも、苦しかったり、きつかったりでみんな眠っていませんでした。


私と甲状腺がんのおばちゃんは、眠れても毎日1時間ぐらい。


肺がんのおばちゃんは、この時点で1週間ぐらい、一睡もしていませんでした。


そして真夜中になると毎日、だいぶ離れた病室から、苦しがっている男の人の大きなうめき声が聴こえてきました。


看護師さんたちが大声で患者さんに呼びかける声も、いつも響いていました。


患者さんにとっても看護師さんたちにとっても、毎日が戦いでした。