12月2日の手術から、もうすぐ4ヶ月です。
3月26日は、大学病院を受診しました。
9時半に受付し、中央採液室へ。
144番の番号札をもらい、1時間後にようやく採血2本。
診察室へ呼ばれたのは12時過ぎ。
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診察室へ入ってまず、採血結果を先生と一緒に見ました。
★主な結果
FT4 1.91H
FT3 2.9
TSH-1 0.32L
カルシウム 9.3
基準値より、FT4がちょっと高くて、TSH-1がちょっと低いという結果。
手術前と比べたらものすごくいい数値だけど、薬の量が微妙らしい。
現在チラージンS錠50(甲状腺ホルモンを補う薬)を1日2錠飲んでます。
今は術後間もなくで安定していないし、今飲んでいる薬自体も多くはないので、もう少し様子を見るそうです。
もしかしたら、薬の量を減らすかもとのことでした。
妊娠したら甲状腺ホルモンが上がりやすいので、産婦人科と連携して微調整していくと言われているし、なかなか難しい。
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カルシウムは基準値通りでOK。
甲状腺にくっついている副甲状腺は、血液中のカルシウム量を調節するホルモンを分泌しています。
手術の時に、この副甲状腺を切除したり傷つけたりすると、カルシウムが低下して、テタニー症状(顔面がこわばる、手足がしびれるなど)を起こします。
私は手術の時に、薄く残した甲状腺に副甲状腺を埋め込んでるので、このままで大丈夫だと思いますとおっしゃっていました。
今回、カルシウムの吸収を促進するアルファロール(ビタミンD)が3錠から2錠に減りました。
まんまるの球状の薬で、すごく小さいのにのどにいつもひっかかるので、減ってすごく嬉しいです。
カルシウムについては段階的に薬を減らしてきましたが、いずれは薬を飲まなくても良くなりそうです。
●12/3~12/7
乳酸カルシウム1日12g+アルファロール3錠
●12/8~12/26
乳酸カルシウム一日6g+アルファロール3錠
●12/27~3/26
アルファロール3錠
●3/27~
アルファロール2錠
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次に、先生の方から『目はどうですか?』とおっしゃって顔を覗き込んでこられました。
『あー。まだですね。うーん。不便をかけて申し訳ありませんが、1年経つまで待ってください。必ず良くなりますので。』とそのあとも色々謝ってくださいました。
眼科でも言われた通り、甲状腺手術ではこういうことが起きても仕方がないと今は思います。
先生には、少し良くなってきてる気がしますと伝えました。
医学的に見れば、黒目の上部分がまぶたで覆われて、まだ眼瞼下垂なのは間違いないのだろうけど。
手術の翌日から定期的に写真を撮ってますが、見た目は最初よりかなり良くなってると思う。
私の眼瞼下垂は交感神経損傷が原因なので、朝からお風呂に入って交感神経を活発にし、顔や頭皮をマッサージするとさらにいい感じです。
光がすごくまぶしかったり、携帯やパソコンが見にくい感じはあるけど、これもだいぶ良くなってきてると思います。
このままメチコバール500(ビタミンB12、神経の麻痺を改善)を1日3回飲み続けます。
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次は、手術痕とドレーン痕を先生に見せました。
『あー。腫れてきてますね。』とおっしゃっていました。
専用のテープで膨らみを抑えていますが、時間が経つにつれ、やっぱり膨らんできました。
とりあえず、『肥厚性瘢痕かな。』ということでした。
●肥厚性瘢痕
外傷後に創面を修復しようと出来た線維組織が過剰に産生され、いわゆるミミズバレ状の傷跡(瘢痕)が長期にわたり残存する状態。
心臓の手術痕は術後数ヶ月で赤黒く膨らみ、痛みと痒みがひどくクリームを処方されて塗ってました。
術後25年経って色は薄くなったけどまだプクプク膨らんでるし、毎年冬は乾燥して痛みや痒みがあり、時には出血します。
甲状腺手術は通常首を横に切りますが、その経験があるので手術痕の小さい内視鏡手術にこだわりました。
眠っていても痛みや痒みで目が覚めるほどですが、今回は範囲も小さく洋服でなんとか隠れるし、眼瞼下垂の方がショックで正直どうでもいいと思っていました。
先生は、形成外科を紹介しますと言ってくださいましたが、痛みと痒みが抑えられればいいのでと断りました。
もっと若ければレーザー治療とかを受けたかもしれないけど、今は不妊治療にお金もかかるし、とりあえずこのままでいいと思ってます。
胸の手術痕が25センチあって、それとともに25年生きてきたから、ちょっと感覚がおかしいかもしれませんが。
リザベン100mg(アレルギー症状やケロイド症状を改善する薬)を1日3回飲んでみることになりました。
薬剤師さんに眠くなりますと言われましたが、確かにかなり眠い。
結果、睡眠導入剤なしで眠れるようになりました。(^^ゞ
そして、ヒルドイドソフト軟膏(ヘパリン類似物質。血腫等の症状を改善したりケロイドの治療や皮膚を保護する)を1日2~3回塗ります。
3ヶ月薬と軟膏を続けて、それでも改善されなければ形成外科へ行くかまた考えましょうとのことでした。
それから、手術痕を日焼けさせないようにと先生に言われました。
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最後に先生に、食べ物の飲み込みが不安だということを話しました。
まず、のどにひっかかること。
そして、飲み込んだ後、食道の途中や甲状腺の辺りにもひっかかること。
『甲状腺を手術しているので、ひきつれた感じがあるのはしばらくは仕方ない、飲み物を手元に置いて、少しずつゆっくり、食べやすいものを食べるように。
食道を通って甲状腺の辺りにひっかかっている時は呼吸はできるので、その場合は窒息することはない。
だが、気管の方に入った誤嚥であれば、窒息はありえる。』とのことでした。
私的には、のどの奥が軽く麻痺していて、飲み込む力が落ちていると思っています。
首やのどの麻痺感や締め付け感も少しずつ良くなってきてるので、もうしばらく頑張りたいと思います。
声も、術後は一定の高さの声しか出なくて棒読みのような感じでしたが、最近はだいぶ音域が広くなり、声に抑揚をつけられるようになってきました。
術後2ヶ月ぐらいは、ひどい風邪をひいた男の人みたいな声をやっと絞り出してたことを考えると、すごい進歩です。
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次は、3ヶ月後の7月2日に受診予定です。
6月に採卵して、ひと段落ついたところだといいなぁ。
★3/26の費用★
診察、採血、処方料
3,280円
(薬局 90日分)
チラージン
アルファロール
メチコバール
リザベン
ヒルドイドソフト軟膏
計12,940円
合計16,220円