去年の11月30日から12月7日まで、バセドウ病で内視鏡下甲状腺準全摘術を受けるために入院しました。
その記録です。
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12月2日、入院3日目。
いよいよ手術日です。
こんなのがベッド上のテーブルに置かれました

そしてこれをひっくり返すと・・・。

もちろん朝食抜き。
ルゴール液、クラビット(抗生剤)、ヘルベッサー(普段から飲んでいた動悸の薬。)を飲む。
血圧90/60
旦那さんと母が来てくれたけど、フラフラして気分が悪く、全くしゃべれない。
船酔いのような感じでどうにもできない。
何も食べていないところにルゴール液30ml(イソジン液そのものの味です)を飲んだのが胃にきたのかも。
入院直前の通院時にも、母の運転する車の後部座席で動けなくなるぐらい具合の悪い時があったので、同じようにルゴール液の影響だと思います。
とにかく時間が過ぎていくのを待つしかないほど具合が悪く、このあたりは記憶が曖昧。
手術の時間が近づいてきても具合が悪いまま。
ゴミ箱を抱えて吐きながら、看護師さんに弾性ストッキングはかせてもらう。
看護師さんに抱きかかえられるようにしながら手術衣も着せてもらう。
目を閉じてこらえるので精一杯で自分では何もできなかった。
何回かトライしたけど点滴が採れなくて、手術室で先生にとってもらうことに。
旦那さんと母には、手術部入口前でお別れ。
②番先生、看護師さんと3人で話しながら手術室への長い廊下を歩きました。
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しばらく進むと、ガラス張りの手術室がたくさん並んでる感じのところへ到着。
一番手前の手術室へ。
手術室にいた方に挨拶され、IDリストバンドのバーコードをピッとされる。
頭に帽子をかぶせられ、手術台に横になる。
右腕に麻酔科の先生(たぶん)、左腕に看護師さん。
それぞれ二人で点滴の針を採ろうと必死。
左手首にしていたIDリストバンドがカットされ、3回目で左手首に点滴が入りました。
酸素マスクをつけられ、すぐに点滴から液が入ってくる。
痛みがあると言われていた通り、液が入ってくると血管が痛い。
でも気分が悪過ぎて、恐怖心や緊張を感じる余裕は全くありませんでした。
このへんで手術衣を脱がされたような気がする。
そして手術台から落ちないようにベルト的なもので身体を固定された。
こんな具合が悪い中で見た手術室の記憶が、私の最期だったら嫌だな~と思いながら目を閉じた。
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私が受けた手術は甲状腺準全摘で、「吊り上げ式前胸部アプローチによる甲状腺内視鏡手術」という手術方法です。
「前頸部の皮膚を剥離した後に吊り上げて、甲状腺周囲にワーキングスペースを作り、手術操作を行う」そうです。
鎖骨と胸の間ぐらいを切ります。
私の主治医が作られたPDFには、具体的な手術方法や写真などが載っていました(パソコンからしか見られないかも)→コチラ