12月26日は、術後検診に行ってきました。


外科へ行くと、同じ病室で隣のベッドだったおばちゃんに『あいちゃん!!』と笑顔で声をかけてもらった。


おばちゃんは私の1日前に甲状腺がんの手術をした方で、術後二人とも声が出にくかったり、薬を飲み込むのが大変だったり、同じような状況を一緒に頑張った同志。


肺がんのおばちゃんと3人で朝から晩までいつも一緒にいました。


お化粧して日常生活に戻ってるおばちゃんを見て、嬉しかったです。


二人で傷跡のテープがかゆいとか私の右目のことを話してるうちに、看護師さんに採血してくるように言われて中央採血室へ。


番号札をもらい、見渡すと50人ぐらい待ってる様子。


7人ぐらいずつ採血してるから、思ったほどは待たずにすみました。


自分の番になり2本抜いてもらい、採血結果が出て診察に呼ばれるまで外科で待つ。


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診察室へ。


先生『首のつっぱりはどうですか?』


私『数日前から少し楽になってきました。』


先生『目の方はどうですか?あ~。目立ってきましたねぇ。』


私『朝と夜は右目が重たくてあまり開かないです。』


先生『1年ぐらいかかるけど、必ず良くなってきます。今までの方もそうだったんで。申し訳ないですが…。』


先生は、『必ず良くなります』と計4回ぐらいおっしゃいました。


不安なのが顔に出ていたのかな。


術後、先生に、『まだ治る可能性はあると思いますよ』と言われたので、治らない可能性もあるということだから受け入れて行かなくてはと思っていました。


本当に治るのかは時間が経ってみないとわからないけど、『必ず』という言葉をきいて、心が軽くなりました。


あっ。


先生、手術の痕を全然見ないし聞かれもしませんでした。


私も右目のことばかり考えてて手術痕は二の次でしたが、ケロイド体質なのでひどくならないようにしなければ。


マイクロポアというテープを手術痕に貼って予防をしてます。


また後日、そのあたりのことは写真付きで書きますね。


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12月26日の採血の結果で主なもの。カッコ内は、治療を始める前の8月30日。


●FT4 わずかに高い  

1.96H(6.320H)

●FT3 正常

2.6(14.62H)

●TSH-1 正常

0.92(0.018L)

●Ca  足りてる

10.5H(手術4日後の12/6→8.2L)


カルシウムは足りているのでカルシウムの服用ストップ。


アルファロール(ビタミンD。カルシウムの吸収を促進する。)の服用は継続。


交感神経損傷を良くするのためのメチコバール(ビタミンB12。神経麻痺などの改善。)も1日3錠で継続。


痛み止めと胃薬はストップ。


FT4は少し高いけど、このままチラージン50(甲状腺機能低下症の薬で、甲状腺ホルモンを上昇させる)は1日2錠で変更なし。


今後妊娠したら、甲状腺が刺激されて甲状腺ホルモンが上がるので、チラージンを減らすかどうか産婦人科と連携を取って検討していくとのこと。

(副甲状腺を残すために、ほんの少しだけ甲状腺は残っています。)


不妊治療のことを聞かれて、2月に採卵すると答えると、それに向けて1月末にホルモンをチェックしましょうということに。


2月は採卵のみで凍結し、妊娠に向けての移植は4月以降に考えていること、不妊クリニックの先生は採卵前は特に気にしていなくて、移植前には甲状腺ホルモンが安定しているのを確認したいと言っていることを伝える。


そのため、次の受診は移植する前にということで、3月26日に決まりました。


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摘出した甲状腺の病理組織診断報告書をもらいました。


悪性所見は見られず、典型的なバセドウ病とのことでした。


病理検査の結果は、大学病院を紹介してもらった甲状腺クリニックに報告しておいてくださるそうです。


以下、そのまま載せます。


所見および診断の要点

甲状腺準全摘術検体です(左:48×24×20mm,右: 53×25×18mm)

組織学的には両葉ともほぼ同様で、濾胞の過形成がみまん性にみられ、大型の濾胞も含まれています。

上皮に接する面のコロイドに空胞形成を認めますが、全体的には軽度であり、乳頭状の増殖も目立ちません。

また、間質のリンパ球浸潤も目立ちません。

Adenomatous hyperplasiaの所見ですが、治療による修飾が加わった像と考えられます。

検体に含まれる副甲状腺に著変はありません。

悪性所見はみられません。


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右目の問題はあるけど、バセドウ病についてはこれでひと段落。


3年前の夏、食べてもどんどん痩せて、動悸や手の震えがひどくなり、循環器科に2軒行きました。


不整脈が24時間で2万回以上と頻繁に起きていることが注目され、甲状腺ホルモンが高くても首が腫れていないこともありバセドウ病は見逃されていました。


その後、ブログにも書いてきましたがずっと動悸がひどく不眠症でした。


退院後、動悸は少しあるけど眠れないほどではなくて、もうバセドウ病ではないんだなと実感してます。


ほぼ全摘出なので甲状腺機能低下症の薬を一生飲まなければなりませんが、低下症の方が薬でコントロールしやすいとも言われ、副作用も出ていないし、今のところいい感じです。


年明けに、また入院レポを書きます。


★12/26の費用★

再診料、検査料、処方箋料等

2,520円

文書料(医療保険用診断書)

5,250円

薬代(3ヶ月分)

10,280円

計18,050円