採卵後、自然妊娠を諦めることになった頃の自分のブログを読み返しました。

当時はベビ待ちのことは完全にアメンバー記事で書いていて、普通の記事では理由も書かずに、『辛い、毎日涙が止まらない』ということを書いていました。

病院デビューしてから自然妊娠をあきらめないといけないと知るまで、たったの20日間でした。

心の準備なんて全くなかった私は、何日も何日も泣き続けました。


その頃毎日聴いて励まされ、何度もブログで紹介したのは槇原敬之さんの曲です。

今年デビュー20周年を迎える記念のベストアルバムは、LOVE盤とLIFE盤の2枚でした。

そのLIFE盤の方を、必ず毎日聴いています。

マッキーには人生の色々なことを歌ったライフソングが多く存在します。

中学生の頃からいつもマッキーの歌詞に励まされています。

その中から、2曲ご紹介します。


槇原敬之 『太陽』


僕らにかかった雨雲は

すべてを隠し試した

信じたもの全て嘘にするなら

この雨を止ませてやると


僕はそのとき思い返してた

あの夜風に追いやられ

逃げる雲さえきれいに染める

夕焼けを見たことを


美しさは変わらない

もしも変わるとすれば

それを映す人の気持ちが

変わるだけだから


何も求めずに 何も変わらずに

いつも僕らを照らす太陽を

この暗闇の中 雨に打たれながら

ずっと待ち続けた

そうして今僕は 明るい日差しの中で

ずぶぬれになった僕に

変わらない あのぬくもりを

また感じ始めていた


確かに一度も迷わずに

いられた訳じゃないんだ

疑うことで本当の事が

確かめられる時もある


例えばあの時の雨雲が

僕らにかからなければ

前より強いこの気持ちを

感じられていただろうか


誰かのための幸せを

当たり前の様に祈りたい

今の僕に必要なのは

ただその一つだけ


何も求めずに 何も変わらずに

いつも僕らを照らす太陽を

この暗闇の中 雨に打たれながら

ずっと待ち続けた

そうして今僕は 明るい日差しの中で

このぬくもりをあたりまえに

感じていた僕に 初めて気付いた


今まで一度も自分に

嘘をついたことは無いか?

違うのに正しいと

やり過ごしたことは無かったか?


問いかけた時僕は気付く

喜びも悲しみも

自分がすべて選び心に

招き入れていることに


何も求めずに 何も変わらずに

いつも僕らを照らす太陽を

この暗闇の中 雨に打たれながら

ずっと待ち続けた


当てのない不安で 容易く変わるような

ものを僕は もう信じたくない

僕の見上げた空に 太陽があるから


それがとても嬉しいから




槇原敬之 『明けない夜が来ることはない』


窓に映るのは一つ 頬杖を付きながら

明けない夜を信じてしまいそうな僕だけ

今このスタンドを消せば世界は僕の心と同じ

上か下かも解らない暗闇に飲まれそうだ


あまりにも違う高さの襟もとに目がいった

僕はボタンを掛け違えたままシャツを着ている

例え人を責めても自分の事は一度も

省みず生きてきた僕の本当の姿だろう


掛け違えたボタンを自分で

正せたのならば

「今からでも遅くないか」と

心に問いかけた その時


この暗闇を切り裂くように

光の筋が走って

この心で生きていく世界が

朝に照らされて広がっていく


同じような過ちを誰もが持っているのは

他人を許せる広い心を持てるため

無駄なものでいっぱいの心の中から

責めるための言葉はとにかく全部捨てよう


窓の外に植木の葉の

先にふるえる朝露

一滴の水も誰かと

分け合いたいと今思える


この暗闇を切り裂くように

光の筋が走って

この心で生きていく世界が

朝に照らされて輝いている


この暗闇を切り裂くように

光の筋が走って

この心で生きていく世界に

明ける事のない夜はない


この心の声をきっと

光は聞き逃しはしない