写真日記という形で、思いっきりネタバレな内容で書きすすめています。

まだ知りたくないという方は、ご注意ください。

Makihara Noriyuki Concert Tour 2011-12
"Heart to Heart"
11/1 宮崎市民文化ホール

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⑨『桃を選曲した理由の地鶏にプチブーイング(笑)のあと、そのままMC。

この辺でだったか、ラブソングコーナーの前でだったか記憶が曖昧なのですが、会場のみんなはどこからきてますかのアンケートがありました。

まず宮崎から来てるって人は手を挙げて~。

元気よく手を挙げました。

県外からは神奈川、京都(マッキーには東京に聞こえたみたい)、大分、鹿児島とかの声が上がっていました。

去年のセレブの時はベネズエラから来てくれてて、それどこ?みたいな感じでびくりしたっていう話をしていました。(鹿児島公演とごっちゃになってるかも)

でも、遠くても近くても来てくれてることに変わりはないのでね、ってマッキーフォローしてた(笑)

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3月11日は、マッキーが新しいレーベルを立ち上げての第一弾シングルの発売日でした。

東北新幹線新青森開業『MY FIRST AOMORI』のテーマソング『林檎の花』です。

3月11日に、東北と関係するCDを発売するという偶然。

このCDはコンビニ限定発売でしたが、私が購入に行った時、そのコンビニの看板の灯りは消え、節電していました。

どこか落ち着かない気持ちでこの曲を聴いたという記憶があります。

『MY FIRST AOMORI ドラマCM』


そして、昨年11月頃にがん治療にあたる医師の一日を描いた中外製薬のムービー用に作った『Remember My Name』

中外製薬オンコロジームービー『ある医師の一日』

『もし君の心が悲しみの 海の底に沈むなら 僕は腕利きのダイバーになって どんな深くへも見つけに行くよ』という、震災後の今聴くと津波を連想させてしまう歌詞。

本当は次のシングルになる予定だった、全く違うテーマのアルバムを作るつもりだったと鹿児島公演では言っていました。

『林檎の花』と『Remember My neme』の存在が、7月に出たアルバムに影響を大きく与えていると思います。

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ここで、宮崎の新燃岳の噴火の話がありました。

その内容はコチラ

震災という、大きくて重いテーマの中での話でしたが、会場はあたたかい雰囲気に包まれました。

バンドのメンバーさん、そして最後にマッキーがキャンドルに一つずつ火を灯して始まったのは⑩『White Lie』

『White Lie』とは、『方便』という意味です。

『その人のことを本当に正しい方向に導くために、無理矢理でも良い方向に引っ張って行こうとする時につく嘘』のこと。

震災を、神様が何か大きなことを気付かせるための方便なのではないかと捉えることで前を向いていこうという曲です。

この曲を、マッキーはとても真剣な顔で大切に歌っていたように感じました。

でも歌い終わって曲が終わるまでの間、マッキーは微笑んでいました。

満面の笑みとかではなく、何かに心を込めて微笑んでいるような感じ。

マッキーの目には、光が差し込む様子が映っていたのかな。

私の文章力では誤解を与えてしまうかもしれないので、歌詞を読んで何か感じていただけたらと思います。

槇原敬之『White Lie』


停電中のろうそくの
炎を見つめながら
遠い昔にこの国で
生きた人の事を思う
全てのものに神様が
いると信じながら
生かされている事を
心から感謝していた

今の僕らはどうだろう
さんざん頼っていたものにさえ
何か起こったとたんに
悪くいってばかりだ

その言葉をありがとうに
変えながら
生きている自分を
思うだけで
僕の目の前の暗い世界が
少しだけ優しく
明るくなるような
気がするんだ

変わり果てた街の中
また頑張ればいいと
少し悲しげで でも強くて
優しい笑顔で答える人
一緒に行こうと迎えに来た
息子に今日食べる分の
おにぎりを渡しここも十分
ありがたいと笑う母親

どんなつらい試練も
理由があるから起こるんだと
信じながら生きて来た
命の先に僕はいる

当たり前をありがとうに
変えながら
生きている自分を
思うだけで
僕の目の前の暗い世界が
少しだけ優しく
明るくなるような気がするんだ

大事な事を僕らに気付かせるために
神様は白い嘘をつく

当たり前をありがとうに
変えながら
生きる誰にも光が差し込んで
絶望の淵と思っていた場所は
希望へとまっすぐ延びる道への
始まりと気付く

この白い嘘の先には
ほんとの事が待っている