続いて、診察です。
看護師さんとの打合せの時に渡しておいた先生への質問メモ。
●カバサール、ビタミンC、E、葉酸、温経湯の処方をお願いします。
●左卵巣付近に、時折、強い痛みがあります。
6月末に診ていただいた、『できもの』の影響でしょうか。
ここ2周期は生理痛も以前よりひどくなっています。
先生は、質問メモに一番に目を通してくれるし、その後もカルテにずっと付けて参考にしてくれます。
前もって何か言いたいことがある時は、かなり重宝してます。
左卵巣のことを書いていたので、すぐに内診へ。
採卵からまだ1週間ほどなので、ある程度卵巣の腫れがあるのは仕方のないこと。
高温期から生理の時期にかけて痛みが強いため、次の高温期に改めて内診してもらうことになりました。
『もし何かあっても、卵巣をいじると反応が悪くなるので手術はしません』とおっしゃっていました。
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診察室へ戻り、この日の本題へ。
●今回、得られたのがグレード3で成長も遅い(培養3日5分割)この1個だけというのは非常に厳しい。
全体的にも悪い時の卵だから期待できないので、凍結しないで廃棄するのも一つの選択肢。
この時、先生はまだ凍結していないと勘違いされていたため、凍結せず廃棄することを提案されました。
看護師さんがあわてて『もう凍結してます』と言ったので、じゃぁもういいかという流れになりました。
●異常授精が今回も2個あるので(顕微授精では本来起きにくい)、卵の質がやはり悪い。
ロング法は合わないことがわかったので、もうしない。
まだ前回のアンタゴニストの方がマシ。
アンタゴニストか他かまた考える。
前回のアンタゴニストで8個採卵に成熟卵7個。今回のロングで9個採卵に成熟卵4個。
もしかしたら、前の病院でロング法をした時のように今回も点鼻薬が効かなかったのかもしれません。
採卵前にLHを検査していないのでわかりませんが、LHが上がっていてもおかしくないと思う。
もうロング法はしないと明言されたので、わざわざ先生に言うのはやめました。
●ビタミン剤、葉酸、温径湯、遠赤外線治療、エンゼルストーク(アルギニン)等、血行を良くすることはすでに全てやっている。
あとは運動療法をプラスして、体質改善する。
プレマタニティビクスは卵管水腫がひどくなってから全然行ってないし、家でもやってませんでした。
●卵の質が悪いのは、インスリン抵抗性質の影響かもしれない。
糖負荷試験を受けて、もしインスリン抵抗性質であれば、投薬する。
その検査の時に甲状腺検査と左卵巣内診。
甲状腺は、前の病院で3回、循環器科で1回ひっかかってるので、私が希望しました。
●『手術の影響はない』と先生の方からおっしゃいました。
両卵管切断の手術から1周期しか開けずに採卵したことを、先生は多少気にしたのかもしれません。
採卵周期に入るまで、左卵巣に問題があって1泊入院してすぐでもあったし、延期するか悩みました。
でも、今後卵巣に何が起きるかわからないという気持ちが強く、このまま卵巣機能が落ちていくのなら、少しでも早く採卵したいという気持ちがありました。
●次回採卵は来年1月を予約。
それまでにできることを全てやる。
体質改善、原因追求、次の採卵移植までに子宮鏡検査など
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今回、先生のおっしゃった言葉。
『色々方法を変えても、出来る人は何をやってもできるし、出来ない人は何をやってもできないんですよ。』
先生が私にこうおっしゃった意味を、重く受け止めました。
私は、『何をやってもできない人』
決して、見放されたとか、投げやりな言葉ではないと思います。
患者さんと真剣に向かい合っている先生だからこそ、はっきり言ってくださったんだと思います。
先生は、私が診察室にいる間ずっと、頭を抱え何度もうーんと唸りながら、時間をかけて一生懸命対策を考えてくださいました。
先生のこの言葉は、『後悔しないように、先生も私ももっと頑張っていかなければならない』という意味だと思いました。
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現実をきちんと受け止めるのに時間がかかって、採卵辺りのことをブログになかなか書けませんでした。
一番の理由は、点鼻薬や注射、採卵を頑張っても、30万円かけても、先生に廃棄をすすめられる凍結卵1個という成果しか出せない自分の身体に失望していたからです。
この2年間、そんなことの繰り返し。
私は、一体、何百万円かければ気がすむんだろう。
お金に余裕があるわけではないのに、治療を続ける価値のある身体なのかと、自問自答していました。
でも、治療をやめる決断は、なかなかできません。
まだあきらめたくない。
昨日、甲状腺検査と糖負荷試験を受けてきました。
結果は1週間後。
また前を向いて、頑張ります。