今までの治療経過などを話した後、今後の検査や治療について先生とお話しました。


一から検査したいという希望を伝えました。


できることなら体外受精以外の方法での妊娠の可能性も探りたいとお話したので、子宮卵管造影も1年ぶりにすることに。


そして今まで卵があまり作れていないことから、卵巣年齢が高い、または更年期が近い(閉経が近いということ)疑いがあるとのことで、抗ミュラー管ホルモン(AMH)測定検査を最初にすることになりました。


前々から受けたいと思っていた検査でした。


この検査の結果、治療できる残された時間がわずかであるとわかった場合、半年待ちで来年2月に入れた体外受精の予約をキャンセル待ちして早く入れてもらうことになります。


鍼灸院の触診でも、子宮の年齢は8歳上の40歳と言われている私なので、卵巣年齢も高いことが予想されます。


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続いて性感染症の検査のために内診。


前もって内診が痛い先生だと聞いていたので、心の準備をしていました。


仕切られたカーテンの上を見上げると、モニターがありました。


すると先生が卵の大きさを測っているのがわかり、びっくりしました。


22日に今までの病院で基礎体温表を見せ、『排卵しているね』と言ってもらっていたからです。


しかし、翌日転院先では、排卵していないと言われました。


内診しながら先生は、『生理痛はひどい?』と聞いてきました。


『結構痛いです』と答えました。


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診察室に戻り、基礎体温を先生は見ていました。


基礎体温上は8月19日にD12で排卵しているように見えるが、実際は卵が残っているとおっしゃいました。


先生はクリニックで作っているオリジナルのテキストを取り出し、『黄体化非破裂卵胞(LUF)』というところに○を付けて私に差し出しました。


以下、そこからの引用です。


『黄体化非破裂卵胞(LUF):卵巣の殻が硬くて卵胞が破れない(卵子が外にでてこない:すなわち排卵しない)ために卵子が卵巣内に残ってしまう状態を言います。


基礎体温は2相性を示すので自分は排卵があるように感じます。原因についてはよくわかっていない状況ですが、不妊症患者の10数%に見られるとされ、子宮内膜症、骨盤腹膜炎、婦人科手術既往、腹腔内癒着の人にこのLUFが起こりやすい傾向にあります。


治療法として、薬物療法(hCG投与)、手術療法(癒着剥離術など)が考えられますが実際的ではありません。LUFを繰り返す場合は体外受精が効果的です。』


問診票や自分で書いていった治療記録に『いつも左卵巣が痛い』と書いていましたが、排卵できない卵がいつも残っているため痛みがあるのかもしれないとのことでした。


今までの様子を診ていないためすぐには断定できないので、経過を見せて欲しいと言われました。


痛みがあることは今までの病院でも何度か言っていますが、いつも流されていました。


8月8日の診察の際は『排卵の頃からずっと今でも左の卵巣が痛い。もしかしたら卵が残っているのかも』と先生に伝えて、生理1日目でしたが内診してもらいました。


先生は生理一日目ですでに卵が8mmほどに育っているが心配いらないことと、卵巣は腫れていないので安心するようおっしゃいました。


私の取り越し苦労という結果でした。


それならどうして痛いかについては、一切触れられませんでした。


その時だけじゃなく、排卵の頃から以降ずっと痛かったとちゃんとお話したのですが。


たぶん、排卵できていなかったのでしょう。


一定期間過ぎると、排卵していなくても排卵したかのように卵胞は消え、黄体化します。


先生にとっては、その日に卵は残っていないという内診の結果がすべてで、色々な可能性を考えることはなかったようです。


D28(その日にリセットしたのでD1です)ですでに9mmの卵胞が5コも育っていた時、その内診の結果だけをみて明るく『卵が育ってますね~。えっ・・・。生理前?生理がきそうな感じがある?』と言っていた先生なので、仕方無いですね。


その後先生は反省したのか、周期の何日目であるか口に出して確認するようになりました。(笑)


思い起こせば、昨年9月から5回の人工授精をしましたが、当時のブログに『排卵確認をしてくれないので本当に排卵しているのか不安。』と何度か書いています。


なかなかLHサージが起こりにくく、人工授精前日にhCGを打っても排卵せず、人工授精当日もダメ押しでhCGを打つことが多かったのです。


それなのにその後の排卵確認がないのは不安でした。


もしかしたら、あれだけ精神的に苦しんだ人工授精5回は意味がなかったかもしれません。


LHサージが起こりにくいねと先生は毎回言っていましたが、昨日ネットで調べたところ、それはLUFの特徴の一つでもあることを知りました。


毎回LUFが起きているという断定はまだできないけど、なんで先生はいろんな可能性を考えずにいたんだろうと不思議に思います。


体外まで進んでいればクリアできる不妊原因ですが、4月と7月に自然周期で診ると言われながら『明日人工授精する?』といきなり言われていました。

どちらも突然のことで仕事の都合がつかなかったことと、7月は先生を信用できないとダーリンが言っていたため行いませんでしたが、無理にしなくて本当に良かったと思いました。

一つ一つ、必要な検査をきちんとしてくれていれば、そして先生が色々な可能性を考える余裕があれば・・・と悔やまれます。


2月の体外の時、実はD3での内診はおろか、血液検査もありませんでした。


『まだ若いし排卵も順調だから、たくさん卵が採れると思うので、血液検査はしません』


結果、『卵が少ないのがどうしてかわからない』と言われ、悔しい思いをしました。


ありえないことですが、先生には内診や血液検査の結果を受けて誘発方法を考えるという発想がなかったのかもしれません。


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ここまで書いて思いますが、転院して本当に良かった。


このまま専門の先生に『意味がない』と言われるような治療を繰り返していても、本当に無駄でした。


ただし、先生のもとで何事も問題なく妊娠出来る方ももちろんいらっしゃるので、誰にとっても無駄だとは思いません。


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今までの治療がきちんとしていなかったので、体外の経験があれば本来はパスする9月25日の一般不妊症教室に夫婦で出席して勉強するように先生から言われました。


その後は12月に体外説明会に夫婦で出席の予定です。


今までの病院では人工授精にステップアップする時も体外受精にステップアップする時も、前置きや説明のないまま突然今決めるよう選択を迫られました。


もちろん、体外受精に関しての説明もダーリンは全く受けていません。

体外受精にあたってダーリンの検査類はなし、同意書もなし。


今まで治療に対して『俺は蚊帳の外。自分ももっと説明を受けたい』と言っていたダーリンにとっては、今度のクリニックはポイントが高かったようです。


診察のあとも、再び看護師さんにカウンセリングルームに呼ばれ、夫婦そろってお話をしました。


これは『打ち合わせ』と呼ばれていて、毎回診察のあとに看護師さんとお話して色々なことを確認、補足してくださいます。


今までの病院で先生が注射の種類をおっしゃらなかったので注射してくれている看護師さんに聞いた時、『なんでそんなこと聞くの?知ってどうするの?』と不機嫌にさせたことが嘘のような世界です。


そして体外受精周期のスケジュール表、説明書などをもらいました。


今まで心もとない資料と少ない説明だけで治療してきたことを悔やむような充実した内容でした。


たくさんの資料をもらい、目を通して勉強しておいてくださいねと言われ、病院によってここまで違うのかと思いました。


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今後のことをまとめます。



次は8月30日。


サバイバルテストを行います。



そして性感染症と抗ミュラー管ホルモン検測定査の結果がわかります。



また、黄体化非破裂卵胞かどうか経過をみます。



もしそうだったら体外受精に最初から進むので9月予定の卵管造影は受けません。



黄体化非破裂卵胞でなければ卵管造影をして、半年待ちで来年2月に予約した体外受精の前に人工授精をします。



抗ミュラー管ホルモン測定検査で卵巣年齢が高ければ、キャンセル待ちをして年内に体外するかもしれません。


これからは後悔のない治療が受けられるよう、夫婦でがんばります。


以上が転院初日の様子とこれまでを振り返って思ったことなどでしたが、と~っても長くなってしまいました(^_^;)


読んでくださった方ありがとうございます☆