「TPP」について続・週刊リテラシーでお話した事、自分なりに落としてみましたぁ



ゲストは報道ステーションで一石を投じた古賀茂明さん


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山口一臣さんはゲスト兼MCで


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TPPという議題を事前に聞いてたので、姉がやってた「簡単政治セミナー」の膨大な資料を持って行きましたが


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全く使わず



「多様な言論空間」を大事にする上杉さんなので、どんな話が飛び出してくるかわからないっ



実は、いつもハラハラドキドキしてるんです



さてさて「TPP」というのは、参加国の間で関税(輸出入にかかる税金)をなくそう、関税以外でもあらゆる規制をなくして、経済に国境をなくそうというもの。


一般的なメリットとしては
・食品が安くなる
・海外に市場を広げ安くなり産業の発展に繋がる
・最新の新薬や医療が入ってくる


デメリットは、日本の農業や医療保険、食の安全が侵されるという問題がよく報道されています。



そんなTPPに参加する国は

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ただ、参加国の国内総生産(GDP)が85%を超えないとTPPは発効できません。
今、アメリカがその60%を占めているので、アメリカが抜けるとなると終わっちゃいます。



トランプ氏が大統領になったらTPPは離脱すると表明していたのに、なぜTPPを強行採決したのでしょうか??



安倍さんはヒラリーが選挙に勝つと思ってた訳で、9月の国連総会ではヒラリーにしか会いませんでした。(これは筋として有り得ない話)


TPPに一応反対だったヒラリーさんですが、国務長官時代にTPPを推進していたみたいなので掌を返す恐れは大有りです。


だって強行採決した自民党もコレだったもんね


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ブレ過ぎっw
だからこの人達の推進するTPPは信用出来ないんだよ



そんなブレまくりの総理が考えたのは、ちょうど大統領選挙が終わる頃にTPPを採決させてヒラリーを歓心させようと思ってたけど、TPP反対のトランプ氏が当選。


そして、慌ててただの不動産屋トランプ氏に会いに行った。(今はまだ大統領じゃありません)



トランプ氏との会談の流れはメディアで見てたけど「世界で最初に次期アメリカ大統領に会いに行った」って結構賞賛されてる報道が多い中、外交の失敗と上杉さん。



そんな安倍氏と現大統領オバマ氏の最後の交流

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オバマさん、、、恐いよ
会談は拒否され、立ち話なんだとか



私達のリーダー、かなり残念な感じであります



さてTPPの話に戻ります。


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TPPを辞められない理由はいくつかあり国内の話でいうと、もうTPP対策の予算をつけてしまっている(もうかなり使ったけど)と古賀さん。


もう一つ、経済の自由化を進めましょうと言う事は先進国vs新興国です。
先進国が規制をなくすと得をするけど、新興国はヘタになくすとヤられてしまう。
でも先進国のアメリカという巨大な市場を、TPP参加国にだけは特別に開けるので、新興国が参加する訳です。


日本は実質何にも開けてないので、アメリカに乗っかって新興国に入っていけるチャンスなんですね。



ここで気になるのがTPPの「ISD条項」というもの。


相手国の法律がその企業の利益に背くと、裁判を起こせる。

さらに勝訴すると相手国から賠償をもらえる。

それによってその国の法律を変えることもできる。



めっちゃわかりやすく例えると、、、



米モンサント社「お前達、遺伝子組み換えの表示を義務付けてるけど、それされると俺たち儲からないから表示義務なくせよ」



日本「遺伝子組み換えは危険だから、それは出来ない」



米モンサント社「じゃあ訴えてやるー」



国際投資紛争解決裁判所、控訴なしの一発勝負。


裁判員1訴えた人→アメリカ「日本が悪い!」

裁判員2訴えられた人→日本「アメリカが悪い!」

裁判員3世界銀行総裁「(最大出資国はアメリカ)だから日本が悪い!」



日本は負けたので損害賠償を払い、表示義務をなくさなきゃいけなくなる。(要はルールを変える)




というのがISD条項で、これをTPP反対派は懸念していました。




でも古賀さん。




ISD条項でルールは変えれません。反対派のデマです。




裁判で負けたら、また訴えられるかもしれないからルールを変えてしまうと言う理屈だろうけど、損害賠償のみです。



現にNAFTA(ナフタ)北米(アメリカ・メキシコ・カナダ)の自由協定での例を挙げてくれてます。(16分ぐらい〜)





確かにメディアではアメリカ全勝と言われてるISD裁判だけど実際はコレ⬇︎


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自由貿易をすると、発展途上の国は途中で規制したりと、とにかく滅茶苦茶な事をやられるからISD条項は日本のためでもあるらしい。



じゃあ韓国とアメリカのFTA(自由貿易二カ国バージョン)では、韓国がアメリカにルールを変えさせられたという情報がありますが、これに関してはタイミング逃して聞いてません


ただ2カ国となるとかなりアメリカが強引に「規制を合わせろ」などと攻めて来るらしい。
しかもネゴシエイトの出来ない日本なので、日米のFTAを考えるとなれば、そこは気を付けないといけない。
(上杉さんはFTAは反対)



さて、ビジネスで成功しているトランプ氏がTPPに参加しないと言う事は、そこにメリットを感じないという事だよね?
だから逆にTPPは、もしかしたら私達反対派が心配する程のものでもないのかもしれない。




自由貿易と言っても0対100は有り得ない訳と上杉さん。



ちゃんとした賛成派の意見を聞けて、物凄く納得したと共に、反対派の意見も尊重してくれてます



TPPは恐らくなくなる
じゃあ今後どうしていくべきか??


それは対中政策をしていかなきゃいけない。(21分ぐらい〜)



中国はAIIB(アジアインフラ投資銀行)を設立し、大々的なインフラ整備を行うというビジネスで新しい経済秩序を着々と作ってます。



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参加国多いっ!!!!!!



このAIIBに日本とアメリカは入ってません。


もともとTPPも中国主導になる経済を牽制しようという政治的狙いがあった訳ですから、もちろん入りません。



そんなアメリカ主導の経済に対抗したのが中国のAIIBと言われてるから、お互い対立してる訳ですよね。



ところが、、、



トランプ氏は中国とのパイプがあるので、もし儲かるとなればAIIBに入る可能性もあるとの事。



今までオバマ氏がNOだった事も、トランプ氏はYESと応える政策ですからね。




そうしたら日本だけ置いてけぼりになっちゃうよ



もうね、これは本当に私達が立ち上がるしか道がないんだと。



自分達の私利私欲のためだけに動いてる政治家達を干さないと、本当にとんでもない日本になっちゃう。



TPP反対だった自民党が、何で賛成に寝返ったのか。



私達のために政治をしてくれてますか?



古賀さんの言う「信頼出来る政党」が欲しいです


アッと言う間の一時間でしたが、東京スピーカーズコーナーでは民主主義についてお応えしています


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そんな訳で地上波では聞けないお話
上杉さんが「1回しか言いません」と大切な事も言ってます
是非、ご視聴下さい




知識人の皆さんに付いて行くため、今日のブログは5時間かかりましたん

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クラウドファンディングも、どうぞ宜しくお願いします