駅員さんたちの歓迎ムードは最高潮に盛り上がっています。
さすがローカル線の旅。
景色もさることながら、これから観光客の私たちへ、お楽しみが待っていました。
千畳敷といわれる板状の岩が広がっていたりします。
お殿様が岩の上に敷物をして、大宴会を繰り広げた、と
説明がありました。
電車はスピードを落としたり、時には止まることも・・・
雲が低く、水平線がぼんやりしてはいましたが、
素晴らしい景色に、他の観光客同様、興奮しました。
途中のトンネル内では車内の電気を消し、天井に星座が浮かぶ趣向がこらしてありました。
途中駅では観光客のために、「よくいらっしゃいました~」と歓迎の踊り?
そしていよいよメインイベント 「津軽三味線」 演奏
地元のボランティアの方の津軽民謡、津軽三味線の演奏を聴きました。
楽しんでいるうちに、終点五所川原へ到着です。
小学生もこれが本の題名であることは知っているでしょうね。
太宰治の作品にちなんだ 「走れメロス」号に乗り換えて、もう一つの目的地「金木」へ向かいました。
あの有名な「斜陽館」
金融業とは知らなかったが、それにふさわしい財に任せた見事な建物でした。
お金持ちに育ったがゆえに、悩みも複雑に絡んだのでしょうか・・・・・
旅館 「斜陽館」として開業していたことだけは知っていましたが、太宰ファンには叱られそうです。
「斜陽館」隣接地には津軽三味線劇場があり、本物の津軽三味線の音を聞かせてくれます。
見事なバチさばきに思わず拍手をしてしまいました。
お土産はどれも 「太宰○○」 とあやかって命名されていました。
そしてまた 「五能線」 に乗って、秋田への帰路を走ります。
帰りには、夕景を楽しみにしていたものの・・・
とはいえ厚い雲の隙間から少しだけ
夕日がこぼれていました。
のんびりの一日が過ぎて行きました。
今夜で秋田ともお別れです。
お行儀のよいトイプードルの「コロン」ともお別れです。
(友人の飼い犬)
秋田のお酒を、今夜も美味しく頂きました。
明日は初めて乗る「新幹線こまち」で我が家へ帰ります。