彼の好きな深夜番組、彼の好きな映画、彼を思い出してあたたかくなるような恋。女も30になると、やることがいっぱいある。
急がない。子供ができてしまったら、それが2度目のチャンスだと思ってがんばろう。彼には内緒だが私は心に決めていた。「あなたって幸せね」と
でも今は読まなくてはいけない気がする。香子は勇気を出して、日記を開いた。日記は香子が25歳のときを最後に終わっていた。
講義をしてほしいと言われて、原稿を書き始めたが、全てが表面だけのうそのように思えてならない。百代は35歳。
仕事、恋愛、結婚、出産、勉強・・・。30女には人生の大事な選択がたくさんあります。「私、これでいいの?」
彼に会いたかったのかも。でも、あのとき私は彼を受け入れなかった。家族がいる人を愛してはいけない。そのくらいは、
何でもなさそうにしていたいのに、気がついたら涙が出ていた。恥ずかしい。でも、止まらない。その様子に気づいた彼は、ちょっと驚いた様子。
分かっているのに、楓はどうしも削除することができない。何度も読み返してしまう。彼の一字一句が重い。
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