手術時は結婚指輪を外しておかないといけない。


でも。

抜けない。


太ったしねー。

しばらく頑張ってみるも抜けない。


ネットで検索してみると、地元消防署のFacebookに指輪カットしてる動画があるのを発見。


怪我して緊急とかではないんだけど、いいのかしら?

消防署に電話してみた。


出動要請が重なり隊員さんが出払っていたらしく、隣の市の消防署に問い合わせてみてと言われた。


隣の市の消防署に電話。

こちらの方が家からは近い。


抜けないプラチナリングを切って欲しいこと、緊急性があるわけではないことを説明。

大丈夫ですよ今からどうぞ、とのことだったためすぐ向かった。


消防署内に入ると、爽やかで細マッチョっぽい隊員さんが3人、道具を準備して待機してくださってた。


まずは「抜けないかなー」とあれこれ指輪を抜こうとしてくれる。

でもやっぱり無理。


ペンチとカッターナイフが合体したようなリングカッターなるものを取り出し、刃先を指輪に挟む。

「指にあたってないですか、痛くないですか」と何度も確認された後、ネジみたいなのをクルクル回して、パチン!と指輪カット。


あっという間に切れたー。


切れた指輪を受け取る。

「宝飾店とかで修理してもらえますよ、大丈夫ですからね」と言われる。

いや、別にいいの。夫も昔、手術時に指輪外して以降つけてないし。

でも心配りが嬉しい。

忙しいのにすみませんと何度もペコペコ。

「事前に電話してくれれば大丈夫ですよ」と爽やかお兄さんがにっこり笑ってくれた。


すっごく優しかった。助かりました、ありがとうございます。


お支払いはなし。感謝。