「娘をばさるべき人に預けて、北の方をば率て下りぬべし」と、聞きたまふに、ひとかたならず心あわたたしくて、

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【源氏物語イラスト訳】

「娘をばさるべき人に預けて、

訳）「娘を適当な人に縁づけて、

北の方をば率て下りぬべし」と、聞きたまふに、

訳）奥方を連れて（伊予に）下ってしまうつもりだ」と、聞きなさると、

ひとかたならず心あわたたしくて、

訳）並ひととおりでなく気持ちが落ち着かなくて、

【古文】

「娘をばさるべき人に預けて、北の方をば率て下りぬべし」と、聞きたまふに、ひとかたならず心あわたたしくて、

【訳】

「娘を適当な人に縁づけて、奥方を連れて（伊予に）下ってしまうつもりだ」と、聞きなさると、並ひととおりでなく気持ちが落ち着かなくて、

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■【娘（むすめ）】

■【をば】

※【を】

※【ば】

■【さるべき】

■【に】

■【預（あず）く】

■【て】

■【北の方（きたのかた）】

■【をば】

■【率（ゐ）】

※【率（ゐ）る】

■【て】

■【下（くだ）る】

■【ぬべし】

※【ぬ】

※【べし】

■【と】

■【―たまふ】

■【に】

■【ひとかたならず】

■【心あわたたし】

■【て】

※重要古語一覧はこちら

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☆本日の『源氏物語』☆

伊予介の雑談を聞いて、心揺さぶられる光源氏☆

――あの女が――

――空蝉が――

都を去る――！！

結婚させられる軒端荻よりも、

きっとこちらの方に、心が動揺したような気がします。

(^_-)

源氏ｲﾗｽﾄ訳【夕顔71】娘をば