2022年9月9日 心肺停止 ② | 39歳で突然心筋炎 闘病日記

2022年9月9日 心肺停止 ②

某大学病院に到着するとそのまま運ばれる。

医師や看護師が5人がかり位で一斉に服を脱がして病院着に着替えさせる。

もうこの時点で意識はあるけど、自分で動くことはできなくなってたな。

でも携帯はいじれたから直前までラインしてた友人には緊急入院、またねとだけ送って電源を切った。

多分死ぬと思ったから

 

しばらくするとパートナーと母が到着。

二人とも心配そうな目で私を見ている。

 

すぐに心臓カテーテルの検査らしい、もうここで家族とはお別れと言われ最後に手を振る。

頑張ってねって涙ぐむ姿だけうっすら見えた。

そのあとはしばらく覚えてない。

 

どれだけ時間が経ったかわからなかったけど誰かに何度も呼ばれてぱっと目が覚めた。

目をあけると先生の顔がすぐそばに見えた。

ああ、私を呼んでいたのはこの先生か。

「まだいくな早い!もどって来い!!!」って大きな声で叫んでたのが聞こえたんだ。

 

「今私どうかしてましたか?」

って先生に言ったのは覚えてる。そのあとはもう覚えてない。

 

どうやら2分半心肺停止の状態だったとのこと。

AED、心臓マッサージしてもらってたけど目覚めなかった。

病院で入院手続きをしていたパートナーと母へ

「落ち着いて聞いてください。〇〇さんの容体が急変しました。いますぐ来てください」と看護師から

電話がかかってきたと。

 

心肺停止しても声は聞こえるんだ・・・ドラマの世界だけじゃなくて本当に聞こえるんだって

 

目覚めたけどそのまま起きていたら心臓に負担がかかるとのことでこのあと二週間薬で眠らされた。