先日、部屋のなかに、でーっかいハエがまぎれこみました。
どうやら、取り込んだ洗濯物の中に潜んでいたらしく、、
もぅ、とにかく真っ黒で、でかくって、羽音もうるさいし気持ちわるいし、ハエたたきなんてないもので、そこらへんにあったファイルで、追いかけ回して、なんとかベランダに逃がそうとするんだけど、なかなかうまいこと出て行ってくれなくて、そのうち、出掛ける時間になってしまって、とりあえずあきらめて、放置したのでありました。
夜遅くに帰ってきて、ヤツはまだ、絶対部屋の中にいるはずなんだけど、どこかでおとなしくしているらしく、まぁ蚊みたいに害を被るわけでもないし、ゴキちゃんがいるよりいっか、と思い、放置。
翌朝、部屋のかどっこに、遠慮気味にハエくんがおりました。
あぁそっかぁ、彼にしてみたら、、(いきなり擬人化!)、わたしのほうがこわいんだよなぁ、昨日あんなに追いかけちゃったしなぁ、、なんて思い、放置。
で、同じ時間を過ごしているうちに、なんだか同居人みたいな感覚になってきて、出掛けるときも「行ってきまーす」みたいな感覚になってきて、外にいるときも「お留守番してるかなー」みたいな感覚になってきて、帰ってきたときも「ただいまー」みたいな感覚になってきて、そのうち、「死んじゃってないかな?」と、心配するようになってしまったのでした。
そして今朝、窓際に、遠慮気味に彼がいましたので、外が恋しくなってしまったんですね、と思い、そっと逃がしてやりました。
なんだか、さみしくなりました。
でも、大空を飛んで行く彼は、なんだか凛々しく、立派に見えました。
いやぁーーーーーこわいこわい。
ハエに情が移るなんて。