今日、友人とお昼を食べた帰り道でのこと。


元彼(A君)が乗った車とすれ違いましたくるま


A君はすれ違ったことに気付いてなかったけど・・・。


会社の車に乗って営業に出ている途中だったみたいです。



ちょっとA君とのお話をします。


高校の同級生だった彼とは、

大学を卒業して地元に帰ってきてすぐ、付き合い始めました。


常に自然体でいられて、気を使うことなく、一緒にいてすごく楽な人でした。



お互いの家族も公認で、私は彼のおじいちゃんが作ったお野菜をもらったり、


旅行に行った際は彼の家族にもおみやげを買ってきたり、


家族も周りの友達も、私たちが結婚するのは時間の問題だと思っていたようです。


実際私も、初めて結婚を意識することができた相手だったんです。



彼の好きなところはどこ?


と聞かれたら、まっ先に答えていたのがこの答え。


「家族をとても大切にしているところ。」



私の家族はとても仲がよく、自慢の家族なのですが、


自分と同じくらい仲が良くて家族を大切にしている人、彼が初めてだったんです。



今までは


「愛の家族は本当に仲良しだよね!本当に理想の家族だよ!」


って友達に必ずうらやましがられてたのですが、


彼は違いました。


「いや、俺の家族の方が仲いいな。」


そう言って、張り合ってきたんです。


これにすごくびっくりして、家族観が一緒なんだって所にすごく惹かれたんです。



でもお付き合いは1年ちょっとで終わってしまいました。。。



理由は、色々あったんです。



私が強がってたのもあったし、甘えるのがヘタで、一人でも大丈夫!


って思わせてしまったのかもしれません。


彼が仕事でうまくいっていない時に、私の仕事が軌道に乗り始め、


彼のプライドを傷つけてしまったってのもあると思います。



私、全くわがままが言えなくて・・・強がってばっかりでした。


辛くても辛いって言えなかったし、会いたくても会いたいなんて言えなかった。



せっかくのデートが彼の仕事でキャンセルになっても、


「大丈夫だよ、また違う日に遊べばいいし!仕事頑張ってね!」


って言って、全然淋しいなんて言えなかった。



ただ私が仕事の邪魔にならなければ・・・彼が仕事を頑張れるなら・・・


って、あの時は我慢ばっかりしてました。




仕事を優先するのは当たり前だよ。


仕事の付き合いも大事だから、先輩からの飲みの誘いは断らないで。


私と付き合って、友達付き合いが悪くなったって言われたくないから、

友達との飲みも優先して。



そんなことを願ってたら、彼は願い通りにしてくれたけど、

優先するものが多すぎて、私にまで順番が回ってこなくなりました。


A君も仕事頑張ってるんだから、私も頑張らなくちゃ。

そう思って必死で仕事して。。。


仕事はいつも残業で、家に帰るのが遅かった彼。


帰ったら疲れて寝ちゃうから、あんまりメールできないし、


仕事が早く終わると先輩に誘われて飲みに行っちゃうし。。。


それでも、仕事優先して。先輩との飲みも優先して。って言ったのは私だし、

とにかく我慢してました。


たまに(1か月に1回あるかないか)仕事が早く終わったから

これから一緒にご飯食べようごはんって誘われるのが嬉しくて、

本当にたまにだけどそういうのがあったから我慢もできて。。。


デートは週に1回できればいいくらいのペースなのに、

せっかく会ってもどこかに行くわけでもなく(遠出が好きじゃなかったたみたい。)


A君、デート中に車の中で爆睡してることもしばしばでした。

私が運転してる時は助手席で寝てるし。


でも疲れてるんだろうなって思ってたから、

せっかくのデートなのに起こさず寝かせててあげたり。(その間私は放置。)


週に1回しかないせっかくのデートで、会っても車で寝てるだけとかだから、

だんだんデートの意味が分からなくなってきて、、、


私、いる意味ないよな。つきあってる意味ないよな。そう何度も思いました。


ってか、2股かけられてる!?そう疑ったこともありました。

(↑2股疑惑は私の勘違いだったんだけど。)


別れようって言おうか、でも勇気がなくて言い出せない・・・


そんな風に、だんだん冷めてきた付き合って1年2か月たった頃、

A君から別れを切り出されたんです。


もうお互い気持ちが決まっていたから、すっきりとした別れでした。




でも・・・


時には「淋しいな」とか「会いたいよ」とかちょっとわがまま言えばよかった。


強がってばっかで、全然かわいくなかった。


そう思いました。



彼に最後に言われたんです。


「俺は愛に甘えてばっかで彼女として全く大切にできなかった。ごめん。」



その言葉は、聞きたくなかった言葉でした。


実はお付き合いをしていた時、周りから


「愛のこと大切にしてくれる人は他にいると思う。A君は愛を大切にしてない。」


っていっつも言われてた私。



確かに大切にされてるっていう確信的な実感はなかったけど、


心のどこかで「大切にされてなくてもこれから大切にしてもらえるのではないか」


っていうかすかな望みを持って、我慢してました。



でも、彼が大切にしていたのは「家族」で、「私」ではなかった。


「家族」を大切にしてる彼に惚れてたから、


「自分」が大切にされてないなんて気付かなかった。


そんな恋愛でした。



別れて1年。


今振り返ってみると、恋愛は中学生レベルでダメ女だった私。


私も大人になりました。


A君とは別れて以来連絡を取っていないし、これからとることもないでしょう。。。


でも、同じ失敗は繰り返したくない。


強い女性じゃなくて、強がってる女性じゃなくて、


淋しいときは淋しいってちゃんと言える女性になりたい。


そう思いました。



今度は絶対失敗したくないな。


あ、なんかすごい長い日記になっちゃったga-n*