母から、置く場所が無くなったと長椅子のソファーを貰った。
そのソファーは、椅子の足が先端にいくほど細くなっていて、母が持っているときから子供が椅子と共に転んだりよくしていた。
私も転びそうになったりして、この椅子危ないよ～。ってよく言っていた。
その椅子は、ダークグリーンの生地で可愛くて、座り心地も良い。
母が要らなくなったと聞いて、ちょうど置きたい場所があったので、貰って私しか座らない位置に置いた。
壁に沿わして置いたので、転ぶにはまだマシだろうと。
月日が経ち、そしてそれをうっかり忘れ！
物を取ろうと思って、その椅子に立ち、乗って手を伸ばした習慣・・・
私が宙に浮いた！！！
時が止まったかのように、ゆっくりの瞬間で、浮いた瞬間停止したかのようで、、物事も良く見え、
そして、、、
思いっきり落ちた
すごい音と共に、頭を打ち、背中を打ち、倒れているソファーの上に落ちたから、自分がどんなになってるか分からない感じで落ちた。
正直、
死んだかと思った
倒れた形から、動けない私に、
テレビを見ていた4歳の娘が「大丈夫～？」と来て、私の状況を見、さすがの娘。
冷静に、「ママ、すぐに冷やすやつを持ってくるから待ってて！」と、大きな椅子を動かし、冷凍庫からアイスノンを取り、寝室に走って行き、ミニタオルを取ってきてアイスノンを巻き、頭に押し当ててくれた。
「これで大丈夫だから、冷やしといて」って。
娘も、「ママ、死んだかと思った」って。
娘のおかげで、頭の痛さもすぐに治まり、、、
ほんとにありがとう
そして、
起き上がった瞬間、何かが目覚めた。
何かと言葉には出来ないけど、打たれたのが良かったかと思うような。
私が私に生まれ変わったといえるような。
今までも私なんだけど
自分では分からなかった、、、分かっていたけど蓋をしていたのが開いた。その感情が、答えが、解き明かされていく感覚。
思いっきり頭を打った衝撃で、思いっきり何かが開いた
この出来事、
人が現場をみていたら、ビックリするだろう落ち方だったと思うんだけど
私にしか分からない感覚、、、
良かったと思った
誕生～