2023年劇場鑑賞35本目。

「ナポレオン」


ギネスブックによると歴史上の人物で最も多く映画に登場したのは、ナポレオンで、その数177回だそうです。


私の好きなマーロン・ブランドも1954年「デジレ」でナポレオンを演じていますが、未見。


功績、逸話や名言が多いので、様々なナポレオン像があるのかと想像します。


今回、リドリー・スコット監督、ホアキン・フェニックス主演となれば、年末年始に相応しい大作だと思い鑑賞。




期待していたのと違う作品でした。

やけに冷めた視点で、光や色彩のトーンも寒々しく(映像としては大変美しい)抑揚のない展開。


敢えてなのか、見せ場の多さで詰め込みすぎてそうなったのか不明ですが、リドリー・スコット監督がなぜこの題材を選んだのかと不思議。


戦闘場面など工夫されており迫力がありますし、衣装やビジュアルは細部までこだわりが感じられ素晴らしいです。


なのに観ている間も観た後も、何の感慨もありませんでした。


リドリー・スコット&ホアキン・フェニックスだと2000年「グラディエーター」を連想するので、あの作品の熱さと無意識に比較してしまうのかもしれませんが、カタルシスがない作品でした。


監督がイギリス人なのでフランスの英雄を描くとこうなるのかななどと思ったり。


もとはスタンリー・キューブリック監督の企画だったそうです。


戴冠式の様子、

あの有名な絵がそのまま動いているかのような再現具合でお気に入り場面です。




1805年 ルイ・ダヴィッド作


あとは、動物の交尾みたいなベッドシーンが妙なインパクトを残します。


絶対に劇場鑑賞しようと決めていたので、観ることができて満足。


この作品が今年ラストで、劇場鑑賞は全部で35本。自宅鑑賞はまだ数えていませんが、同じくらいかなという感じです。




オマケ


トーホーシネマズ梅田の映画チケット🎫で、ナビオ丸福珈琲店のプリンを無料でいただきました🍮



ちょっと硬めで、ほのかな甘さとカラメルの苦味が抜群、とても美味しかったです🍮

丸福の濃いコーヒーと良く合います☕️



2023年もあと1時間と少し。

この1年は「喜び」の年でした。


今年も、ブログにお立ち寄り頂いた皆さま、本当にありがとうございました!


良いお年をお迎えくださいませ✨