新年明けましておめでとうございます🎍

本年も、よろしくお願い致します。


2021年劇場鑑賞した映画は27本。

(前年の3分の1以下)



・「スタントウーマン」

・「さんかく窓の外側は夜」

・「聖なる犯罪者」

・「すばらしき世界」

・「心の傷を癒すということ」

・「ステージ・マザー」

・「ビバリウム」

・「DAU.ナターシャ」

・「ミナリ」

・「ノマドランド」

・「JUNK HEAD」

・「アメリカン・ユートピア」

・「クルエラ」

・「ザ・ファブル 殺さない殺し屋」

・「ゴジラvsコング」

・「スーパーノヴァ」

・「シンプルな情熱」

・「ライトハウス」

・「83歳のやさしいスパイ」

・「ジャングル・クルーズ」

・「孤狼の血 LEVEL2」

・「沈黙のレジスタンス」

・「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ」

・「クーリエ最高機密の運び屋」

・「ギルティ」

・「DUNE/砂の惑星」

・「皮膚を売った男」



本数が少ないですし、爆発的にハマる作品はありませんでしたが一応、私的ベスト3を選びました。


3位


「ライトハウス」



孤島の灯台守を描く心理サスペンス。

掛け値なしの傑作。


ずーっと鳴り響く霧笛の音をはじめとする音響が印象的でした。

映像も単にモノクロであるだけでなく、滲むような仄暗さがあり、雰囲気作りが素晴らしいです。


そこに棲むカモメや人間の剥き出しの姿が、容赦なく描かれており、陰惨。

ですが不思議と幻想的で、観た後のカタルシスが強い作品でした。


そう言えば日本には「灯台下暗し」という諺がありますね。



2位


「ステージ・マザー」




今年1番感動したのは、この作品かもしれません。

9年間音信不通の息子の死を知り、彼が残したバーの再建に尽力する母親の話。


華やかな映像と裏腹に、底知れぬ悲しみを湛えたストーリーですが、深く穏やかな愛情が溢れている作品。


先月、神田沙也加さんが亡くなった時この映画をボンヤリと思い出しました。




1位


「クルエラ」




私としては、まさかのディズニー作品が1位。


ビジュアル、音楽、2人の名優エマの競演など、キレ味抜群。



(マーク・ストロングも出ていますし)




ヴィラン映画と謳われていますが、そうではなく、悪女でもグッドガールでも、プリンセスでもない、奇妙な主役。


己の欲望に忠実なヒロイン。


この作品を貫くのは、


「本音で生きるという快楽」。


動物愛護団体や、LGBTや人種差別などで非難されないよう配慮されたお行儀の良さは保ちつつも、ディズニーとしては責めているというのか、痛快な内容だと思います。




今回クルエラのモデルになったのが、タルラー・バンクヘッドという女優だそうです。



作中、クルエラが働いているホテルのテレビに映っていましたが、笑い方がエマ・ストーン演じるクルエラにソックリでした。


1日120本のタバコを吸い、下着は身に付けず、毛皮で高級車を乗り回すという型破りな女性だったとのこと。



物怖じしない大胆な発言と行動で、非難されることも多かった方だそうですが、新鮮で小気味良い魅力があったのだろうなと思います。


そんなエピソードなども含めて、観ていてスカッとする映画が「クルエラ」でした。



番外編

オールタイム・ベスト入り作品


「アメリカン・ユートピア」




デヴィッド・バーンによるブロードウェイのショーを映像化。

知的で解放感があり、何度も観たくなる作品。

アタマが柔らかくなりそう。

音楽も素晴らしいですし、感動もあります。






今年は、少なくとも50本以上は観たいなと思っています。