現場刑事の掟 (文庫ぎんが堂)/イースト・プレス
¥840
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※★印は海坊主の感想

・著者は窃盗犯担当の刑事。殺人犯は再犯とか常習者はいない。が窃盗犯は一人で100件くらい犯行するので検挙率に大きく関わる。


・窃盗は家一軒に忍び込んで大体1万円くらいにしかならないので数をこなす必要がある

★割に合わないにも程がある。


・神奈川県には元コロンビア軍人の窃盗団とかいる。

★コワイ!


・乱闘騒ぎの通報があっても警察は「現場に急行」しない。乱闘者たちより人数を集めてから行く。職質するときとかも基本「相手より少人数にならない」というマニュアルがある。

★乱闘とか犯罪の現場はしょうがないが職務質問のときとか大人数でやたら横柄な態度とられるとカチンと来る


・韓国で窃盗団の合同捜査にいった際質問攻めにされた。

「どうやって張り込みや尾行をするのか?」「どうして取り調べで**しては行けないのか、しなければならないのか?」

★やはり積極的に質問をする文化はスキルアップに必須だな。何故日本は質問攻め文化がないのか?

・窃盗団のリーダーを逮捕したら捜査員全員が一階級特進した(韓国)

★手柄に速攻報いるのはグッドだと思う。なぜ日本は昇進に時間がかかるのか?


・捜査は大体上手くいかないのでいつも次の手を考えておくことが重要。パソコンの窃盗だったらリサイクル店→盗品専門の質屋→国際郵便(外国人犯罪)→県外の警察へ問い合わせなどの順に聞いていく。

★県外の警察に聞く順番が遅くない?


・ドロボーには個人の「癖」があって「特癖」と呼ばれる。例えば

 緊張のあまり必ずウンコする(音がするので流さない)

 被害者宅のビール飲んじゃう

 射精しちゃう

 卵を全部壁に投げつける等。

これらはデータベース化されてたりされてなかったりする(捜査員が個人で把握してる場合がある)

★このデータベース化していないことに著者は結構好意的?なのだが良くないことだと思う。


★冤罪の危険性や取り調べの可視化については否定的。「捜査が萎縮する」

・窃盗グセのある女性の被疑者(まだ自白していない)に「おい、嘘つき女。今回だけじゃないんだろ?」見たいなことを3時間くらい言い続けて自白させたことを誇らしげに書いている(kindle版 No.2061)

★これアウトじゃない?


・取り調べでは必ず相手に「~さん」とつける。話を聞いて褒める。気持ちよくなってもらう。

★ココらへんは他の職業の人も言っているので一般的なテクニックなのだろう。しかし、上述の内容と比べたら違和感あるな。


・外国人犯罪者は国外追放しても大体1週間くらいで戻ってくる。パスポートを偽造するから戻って来れる。


・痴漢は捕まえたら「手を洗わせない」ことが大事。大体汗ばんでいるので被害者のDNAや服の繊維が付着していることが多い。


★全体的に体育会系(元相撲部で100kg超えるマッチョマン)で素朴な正義感によって書かれているので「それはどうなんだ?」的な部分が多いが、知らない職業をトリビア的に知れて面白かった。

「結果を出す人」はノートに何を書いているのか (Nanaブックス)/ナナ・コーポレート・コミュニケーション
¥1,470 (海坊主注:kindle版は月替りセールで400円)
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評価:★★★☆☆

タイトル通りの自己啓発本。内容の6割は紙のデジタルに対する優位性だの、どのメーカーのボールペンがいいだのという話だったりで特に見るところはない。

特徴は著者が花王のサラリーマンのためか本書も「仕事で活かす」ことを主眼に書かれている点。「情報は一冊のノートにまとめなさい」が最終的に「人生は一冊のノートにまとめなさい」になったようにこういうノート術はプライベートなことを書く方向に行きがちなので珍しい。

内容は平凡で「やれば実になる」といったところ。

最終的には本人次第なのだ。

経済は世界史から学べ!/ダイヤモンド社
¥1,575
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★★☆☆☆

「世界史から学べ」とある以上、消費税やTPP等の問題に対して歴史的に似た状況を解説していくのかとおもいきや、どちらかと言うとそれらがどういう経緯で導入されたのかを説明していくスタイル。

ただ、扱う範囲が広するので記述が羅列的でつまらない上にエビデンスが貧弱。

さらに著者が経済学に明るくなく、要所要所に陰謀論が出てくるので辟易する。

近現代史のおさらいとしては使えなくもない。

長期投資の基本は複利で回すことである。


例えば100万円の元手を年5%で投資出来るとすると、


1年目=105万円   (+5万円)

2年目=110.25万円(+5.25万円)

3年目=115.76万円(+5.79万円)

4年目=121.55万円(+6.08万円)

5年目=127.63万円(+6.38万円)


と少しずつ実入りが増えていくのである。


この調子で大学卒業の22歳から定年の65歳までの42年間投資を続けると最終的には


42年目=776.16万円(+36.96万円)


になる。


これを一般化して、


元手=貯金=Z=(Q:給料-C:生活費)

利回り=r

投資期間=n


と表示するとn年目の資産Anは


An=Z*r^n


となる。つまり、資産を増やすためには


1:元手Zを大きくする(収入を増やすor支出を減らす)

2:利回りrを大きくする(より良い投資物件を探す)

3:投資期間nを大きくする(早く始める、長く続ける)


の3通りが考えられる。



ここ5年分の決算短信を見てみた結果


PLから。

・法人税が3年は約40%と普通の税率だが、うち2年は約30%と低い→内容の正確性にやや疑問がある。

・粗利率は年々良くなっている。また販管費も年々下がってきている。よって売上の上下はあるものの利益はほぼ右肩あがり。


BSから

・無借金経営+自己資本比率約90%と非常に手堅い。

・流動比率も約7倍(2013年)と非常手堅い。


CFから

・概ね健全


株価から

PER10.7倍

PBR0.8倍

配当利回り3.0%

とかなり割安。


以上から(ホントはもうちょい検討項目多いのよ)買いだな。

現金足りてないから4月以降になると思うが。


※あくまでも海坊主の独断による感想です。投資は自己責任でお願いします。

この人身騒乱の事例に見えるものは、前年の王政一新である。次に廃藩置県である。


この混乱は今日に及んでいるがだからといってやめるべきではない。


内乱の混乱は数年前にあって既に跡はないが、人心の乱れは今日依然として日に日に大きくなっている。


恐らく、この混乱は全国の人民が文明を進めようと発奮しているのだろう。


我が文明に満足せず、西洋の文明を取り入れようと熱心なのである。


故に、この熱心さは我らが文明が西洋の文明の様になって並び立つか、さらに追いぬくまで止むことはないと思われる。


しかし、西洋の文明も今まさに日に月に進歩しているので我が国民もこの進歩を共にしてついに熱心さは止むことがない。


嘉永年中にアメリカ人の渡来が我ら人民の心に火をつけたように、一度燃えてこの火を止めるべきではない。


文明論之概略を読む 上 (岩波新書 黄版 325)/岩波書店
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今年から家計簿をエクセル化していて、今日更にいじくって支出を項目毎に集計出来るようにした。


SUMIFっていう関数で出来るんだけど、エクセルのヘルプだといくら検索しても分からなかったのに、グーグル先生に聞いたら一発ですよ。ファッキンマイクロソフト!


これでいちいち電卓叩く必要がなくなりかかる時間が大幅に短縮されてストレスフリーになった。


さらに嬉しい副産物として支出先がリアルタイムで分かるので「食費使いすぎたな」とか行動の修正がすぐできる様になった。


今後の課題は口座やカード払いのも集計出来るようにしたい。


貯まる家計簿 無料版/Advent Mobile Designs
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(注:海坊主訳 理解の怪しいところはなるべく原文を入れるようにした)


今の西洋の文明はローマの滅亡後から今日に至るまでおおよそ1000年以上の間に成長したものであって、その歴史はすこぶる長いというべきである。


我が日本も建国以来すでに2500年を経て、我が国固有の文明は自ら進歩して現在に達しているが、西洋の文明と比べると趣の違うところがある(原文:「趣の異なる所なきを得ず」)。


嘉永年間のアメリカ人渡来(注:1853年、ペリー)、次に西洋諸国と通信貿易の条約を結んで、我が国の国民は初めて西洋があることを知り、彼らと我らの文明を比較して大いに違いがあることを知り、一時的に世間の目を驚かせて人々の心を騒ぎ乱したようだ。


もともと、我ら2500年の歴史の間、世の中が乱れたり治まったり、勢力が盛んになったり衰えたりして人々を常に驚かせていたとはいえ、人々の心に深く入り込み感動させたのは大昔に中国から仏教と儒教が伝えられたのを初めとして、その後は特に最近の外交が最も新しい。


とは言うものの、儒教と仏教はもともとアジアで興り、アジア(である日本)に伝わったものなので、教えの程度に粗い、丁寧の差があるだけで理解することは難しいことではない。または新しいが奇妙でないとも言える。


しかし、最近の外交はそうではない。


地理の区域が異なり、文明の元素が異なり、その元素の発達も異なり、さらに発達の度合いまで異なっている特別に異なっているモノに急に接近したので、我ら人民はその文明の物事が新しくて珍しいことは勿論、見れば全て奇妙に見え、聞けば全て怪しく聞こえてしまう。


これを喩えるならば灼熱の炎を極寒の水に接したようなもので、人々の精神に波乱を起こさせるだけでなく、底から転覆するほどの大混乱を起こしてしまうものである。

注:海坊主訳


緒言


文明論とは人間の精神的発達の議論である。その趣意は一人の精神的発達を論ずるのではなく、天下の人々の精神的発達を一体に集めて論ずるものである。


故に文明論、あるいは衆心発達論ということも出来る。


確かに人の世を渡り歩くのにその場しのぎの利害得失に目を奪われて意見を誤る者が非常多い。


慣習が長く続いているものについては、それが自然の道理によるものか人間の作為によるものか殆ど区別できない。


自然の道理に基いて慣習になることもある。


あるいは慣習になったものが却って自然の道理になることも無いわけではない。


このごちゃごちゃした物に接する際に筋道の乱れていないものを求めるならば文明の議論もまた難しいというべきだろう。


現代語訳 文明論之概略 (ちくま文庫)/筑摩書房
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