ゆっくりのともしび | 風の中で

風の中で

もう一度、風を感じて
夢を信じて…

体が思うように動かなくて
仕事にならない

すっごく、焦る

なんで、こうなるの?
って
ばっかり思う


そんな姿をみて、娘がいう

おかあさんは、今いちばん何がしたいん?

お店でパンケーキ焼きたい!

間髪入れずに無意識にあたしはこう答えていた

自分でも驚いた

おかあさんのパンケーキ、おいしいもんねー!

娘はそう言って笑った



心のどこかのつっかえがとれた気がした

だからと言って、それができるとは思わない
仕入れや売り上げ、仕込みなど考えると
それをまたしたいとは思わない
どれだけ、しんどいか知ってるもの


でも、あたしの奥底ではまだそんな小さな炎が残ってるんだな

だって、始めはそうだった
ただ、ぼんやりとこんなことしたいなー
そんな小さな小さな灯火だった

だから、消えないでいるのは
素直にうれしい


なかなか、日ごろの生活さえもスムーズにいかない

不安で、心細くて
すぐにメソメソするあたしに

ゆっくりでいいよ


昔のように、キビキビ動いて活発だったあたしに戻れないと焦るあたしに

今のお前が好きなんだから


と、
キミがいう


しぼんでは、ふくらませてくれる

今までになかったもの

それは、愛
あたしが愛されているということ

すぐ、不安になっちゃうけど
忘れないよ
少しずつ
ゆっくり

何度も何度も
繰り返しても

大丈夫だよ
いっしょに行こう!

キミの声が聞こえる