やっとやっと、憂鬱なノエルが終わりました。。。
この時期忙しくなる仕事についてはパティシエの宿命だとばかりに楽しんでこなせるのですが。
フランスに来て11年、ただでさえ仕事でヘトヘトになっているノエルの晩をひっそりと家で過ごすことが出来たらどんなに楽だろうかと願うのだが、一度も出来たことがない。許されない風潮?とでもいいましょうか。
色んな職場を転々としてきているので、個人的にはお決まりの過ごし方も無いし カトリックでも何でもないので日本にいる時はご馳走なんて食べず、1人家で何もせずのんびりすることに何の抵抗もなかった。
だがしかし、フランスではこの時期が近づくにつれて
「24日と25日はどこで誰とどう過ごす?」
という話で持ちきりになり、だいたい私が
「特に決めてない」
と発言するとギョッと驚かれる。
そしてその場にいる誰かが哀れに思ってなのか、
「ノエルに予定が無いなんて、、、(゚o゚;;!じゃあ家へいらっしゃい!」
となる。
招いて頂くのはとても有難いことなのですが。
どこのご家庭も家族、親戚が集まってとびきりのご馳走を用意し、途中プレゼント🎁交換をしたりして、のんびりと5〜6時間くらいかけて食卓を共にする。日本で言うお正月の過ごし方のような感じでしょうか。
その後はダラダラとカードゲームが始まったり、ダンスタイムに突入したりと、ご家庭によってさまざまですが、家族親戚水いらずの空間に一人でお邪魔をさせてもらう感じが、申し訳なくて 億劫で仕方がない。
幸せなご家庭にお邪魔させてもらうほど、日本に居る自分の家族が恋しくなり、余計な孤独感に苛まれる気がする。
こんな感情を抱くのは私だけなんだろうか?
来年こそはひっそりと家でゴロゴロ出来るよう対策を考えたい。