働かなきゃいけない。
でも、人と関わりたくない。
HSS型HSPって、
この矛盾をずっと抱えている人が多い気がします。
しかも単純な「人嫌い」ではない。
むしろ人と関わる能力はある。
会話もできる。
空気も読める。
相手に合わせることもできる。
だから周りからは、
「普通にやれている人」に見えやすい。
でも内側ではかなり消耗している。
ここがHSS型HSPのややこしいところです。
例えば仕事って、実際にやっている業務だけで
成り立っているわけじゃありません。
雑談。空気読み。返信速度。
暗黙ルール。誰が上か下か。機嫌の察知。
「今これ言っていい?」の調整。
会議中の温度感。
言葉の裏の意図を読むこと。
HSS型HSPは、
こういう業務外の処理まで
かなり細かく受け取っています。
しかも受け取るだけじゃなく、
自然に対応できてしまう。
空気が悪くなりそうなら整える。
相手が話しやすいように返す。
ちょっとした違和感を察知して動く。
だから、「仕事ができる人」
として認識されてることも多いけど、
実際には仕事そのものより、
人間社会モードを
ずっと起動し続けていることに、
かなりエネルギーを使っていたりします。
だからHSS型HSPって
「働きたくない」というより、
「この状態で働き続けたくない」の方が強い。
これってかなり大きな違いだと思うんです。
本当に嫌なのは、
仕事そのものではなく、
人と関わり続ける負荷が、
常時ONになっている状態。
しかも厄介なのが、
HSS型HSPって、
環境適応能力が高い。
飛び込んだ場所に、
自分を合わせることができてしまう。
多少苦しくても、周りに合わせて、
ちゃんとやれてしまう。
限界が来るまで、
「自分に合っていない環境」
に気づきにくいことがあります。
でもずっと自分を環境に合わせ続けていると、
「自分の感覚」が分からなくなっていく。
本当は疲れているのに、
「まだやれる気がする」
本当は合っていないのに、
「自分がもっと頑張れば」と思ってしまう。
HSS型HSPに必要なのって、
能力を上げることより、
環境を自分に寄せる
感覚なのかもしれません。
例えば一人の時間を確保する。
人と関わる量を減らす。
働く時間帯を調整する。
雑談が少ない環境を選ぶ。
返信速度を緩める。
常に誰かと繋がらない。
そういう「自分が消耗しにくい形」を
作っていくこと。
HSS型HSPって、
自分を環境に合わせる力は強い。
でも本当に大事なのは、
どんな環境なら自分が無理なく動けるか
を知ることだったりします。
頑張れないわけじゃない。
むしろ頑張りすぎる。
「どこまでなら自然体でいられるか」
を先に考えた方が、
長く動けるタイプなのかもしれません。