言いたい事もわかるのに、入力の仕方もわかるのに、



何故か出来ない…



何とか打ったメッセージは



解読不能ガーン




笑いながら電話を掛けて来た和也先輩
『どうした?(笑)入力ミスか(笑)



その時、私は初めて気が付いた


ろれつが回らないガーン



でも、言いたい事があるから話す私


焦る和也先輩ガーン




そして、いつも
『足が痛い、腰が痛い』と言っていたおばぁちゃんが慌てて走ってきたびっくり




私は呑気に『おばぁちゃん走れるんや(笑)』と笑っていた




でもそんな私と正反対のおばぁちゃんは
『和也!!救急車!!』と言っていた









しばらくして、救急車が来て、救急隊員に話しかけられた



上手く話せない私の代わりに和也先輩が答えてくれた






そして、総合病院に運ばれた



私はずっと『咲良は?』と和也先輩に聞いていたらしい







CTを撮ってもMRIを撮っても異常は見付からなかった




私は『頭が痛い、気持ち悪い』と言っていたらしい



吐いても吐いても何も出ない



そんな感じだったらしい



点滴をしてもらい、何とか落ち着いたらしい





目が覚めた時にはおばぁちゃんが側にいてくれた




何時かわからない



『咲良は?』



同じ事を何度も言っていた


『咲良はどこにおるの?』


『咲良は何しとるの?』



そう聞きたかったのに……


『咲良は?』


私が発せられる限界だった


まだ言いたい事と実際に話せる言葉が違った




それが怖くてたまらなかった




私はこのまま『咲良』を抱けないままなのかな

『咲良』ともう話せないかもしれない





熱があるから咲良は病室には入れなかった





家で和也先輩が見てくれていた




こんな事は初めてだった



お風呂以外は私と離れた事がなかった




和也先輩と咲良が家で2人・・・




不安しかないガーン