美容師さんとの恋
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前回のお話
第5話
約束の日
ついに誘ってもらえた
やったーと1人でガッツポーズをした
もちろん返事は即オッケーで
日にちやお店は
Sさんがサラッと
決めてくれた
苦手な食べ物がないかも
聞いてくれた
同級生がお店を出したから
そこに行ってみたいんだけど
いいかな?
同級生にも会えるなんて
昔のSさんの事も
聞けるかなぁーなんて
妄想しながらその日が
楽しみでしょうがなかった
約束の日
Sさんの仕事が終わるのをじっと待ち
私の家まで歩いて迎えに
来てくれてそこから
タクシーでお店に向かった
そのお店は和風料理のお店で
お酒の種類もたくさんあった
まだオープンしたばかりだったのと
少し遅い時間からのスタートだったので
お客さんは私達だけだった
料理も美味しくて
同級生のマスターと
昔話や仕事の話
色んな話をして
とても楽しい時間を過ごした
だんだんお酒もすすんできて
Sさんが酔っ払ってきたのか
今度はマスターに絡む様になってきた
トイレに飾ってある花
センスないから変えた方がいいよ!
私はビックリした
マスターもビックリしてて
「えっ!そう?
俺は気に入ってたんだけど…」
と言いながらサラッと流して
また料理を作ってくれていた
マスターが調理場に行ったのを
見計らって私はSさんに
「大丈夫??
結構酔っ払っちゃった?」
と背中をさすった
Sさんがその手を掴んで
ギュッと私を引き寄せた
Sさんの顔がすぐそこにあった
2人は見つめ合って
キスするかしないかの所で
マスターが戻ってきた
本当にドラマみたいなタイミングで
2人はパッと手を離し
平然を装った
マスターにはお客さんと紹介してたので
あくまでも美容師とお客さん
ですって顔をした
そしてまたマスターが調理場へ
行った瞬間
Sさんがまた私をギュッと
引き寄せて
キスをした
自分からしておいて
Sさんは
「あーあ、一線超えてしまった」
と言った
それからは人が変わったように
Sさんは私に甘えてきて
マスターも急に2人が変わったから
ビックリしていたと思う…
続きは
これめっちゃしっかりしてて
可愛いし買って良かったー